水着を着て、その上から彼シャツの様になるビッグサイズのシャツとデニムのショートパンツを履く。一見シャツしか着てないようにしか見えない
この格好をみた彼はあまりいい顔をしていない

タオル等の必要なものと貴重品をバッグに入れプールへと向かった
途中気になってスマホの充電を確認した。8割ほどになっていたが問題ないだろう。



受付を済ませ、ロッカーに荷物と服をしまう。
もう一度鑑でメイクや髪型等をチェックし、プールサイドに向かうと浮き輪に空気を入れている彼がいた
「悟さん、おまたせ。なーんか凄い浮き輪ね。」
「そうかな？雪江に似合うと思うよ！」
と空気がしっかり入ったアクアブルーの光る浮き輪を渡された

プールサイドにある有料ラウンジで羽織ってきたバスローブと荷物を預ける
浮き輪をつけると幼少期に出来なかったことができ気分が上がる

彼と一緒にプールへと入る
水に浮かぶあの感覚が何とも楽しい

「泳ぐのとは違って楽しい。浮き輪も可愛いし…」
「んーやっぱ似合うね！雪江が小さい頃に大剣出来なかった事をしようと思ってね。これが最初。写真撮ろっかー」
とスマホを取り出そうとしたカレだが、ラウンジに預けてしまったらしい。
ひとりで待ってるから取りに行ったら？と言えば、置いて行きたくないけど…知らない人について行くなだとか、プールから上がって待ってろだの少しうるさかった


おとなしくプールサイドから上がりプールサイドに座る。
足で水面をﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ遊んでいると社会人っぽい男性2人組に声をかけられた
お前ら彼のこと見てなかったのかよと思いつつ、その彼はまだまだ来ないだろうし適当にあしらった所で他の人に声かけられたら面倒だと思い、彼が来るまで付き合う事にした