私はただあの人との約束？みたいなものがあり、1日1回電話もしくはチャットをするというものが父から日本に行け、五條悟の嫁になれと言われた時に言われた
向こうにいた時から電話をしたことない。
向こうにいた時は時差の関係。こっちにきてからまた日も浅い。だからしたことが無い。
とりあえず決まり事だから出来事を書いて送っただけである。
恵がネチネチ言われようが知らない。
だが恵が可哀想なので今後気をつけようとは思った

朝、制服を着るべきかそれとも普段の仕事着を着るべきか…
悩みに悩んで普段の仕事着に袖を通す
黒のフェイクレザースキニーに黒のテロっとした少し長めのシャツ
動きがよく着心地もいい。第二ボタンまで開けるとちょっとダラっとして好きだ。そのシャツの胸元にサングラスをかける。

父から渡されている家族カードと身分証、小銭が少々入った小さいお財布とハンカチ、ティッシュ、家の鍵を小さいカバンに入れ、スマホを見ると伊地知さんから着いたと連絡が入っていた。
慌ててフェイクレザーのダブルライダースを持ち、玄関に向かう。
モタモタとレースアップのブーツを履き急いで外へ出る。
後部座席に乗り込みながら伊地知さんに挨拶する。
オールバックでサングラスをかけスーツを着た男性も座っていた。
この人が昨日あの人が言っていたサポートという名の私のお守りをさせられる七海さんだろう。
車が発進する。


「おはようございます。七海さんで間違いないですよね？」
「はい。七海です。今日はよろしくお願いします。」
「こちらこそ、お忙しい時にほんと申し訳ないです。必要ないとは言ったんですけどね…ほんとすみません。」
「いえ、特級といえど、貴女はまだ学生です。それくらい構いませんよ。」
「いやいや…ほんとすみません。」
「だから貴女が謝るような事出る無いんです。問題なければこれっきりですから。」
「はい…」
「今日は軽めのを3件ほど回ってもらいます。大体2-1級程度です。私のサポートも必要ないと思ってますが、万が一何かあれば入りますが、貴女がやられる時点で私では対処出来ない場合だと思いますけど。」
七海さんが言っていることは間違いではない。

私がやられる＝特級又はそれ以上ということ
最強呪術師の五條悟を連れてこなければならない。
そんなことにならないように、慎重かつ大胆に。手早く終わらせよう。