La nuit porte conseil.
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見送りもせず、引越ししたばかりでまだ片付いていないリビングのソファーにコーヒーが入ったカップを持ったまま座る。
音がない。
寮でも家でも誰かがいる気配と音があった。
ここにはそれがない。寂しい。
普通の引越しに比べるとかなり少ないダンボールの中からお気に入りのバスソルトを引っ張り出し、お気に入りの香りに包まれながらお風呂に入る。
寝室ではブルガリアのダマスクローズのアロマオイルを焚く。本当はラベンダーの方がいいのかもしれないが、好きな香りの方が落ち着く気がする
明日は寮の片付けをしよう。
恵が居ればいいなと思い、連絡をする。
[明日高専いく?つかいる?]
一人は慣れていると思ったが、慣れない国で1人。不安は寂しさに変わってしまった。
[行くよ。俺も片付けないといけないし。話は粗方あの人から聞いてる。なんかあればあの人の事も頼れよ。頼りたくない気持ちも分からなくもないがな。あー…一人で行けるか?]
[ありがと。今は頼りたくない…たぶん行けないと思う!]
[わかった。明日学校の最寄り駅9時半な。]
[ありがと。夜遅くにごめんね。おやすみ]
日本に行く度なんやかんやで会っていた。
私が高専へ行かなくとも恵とだけは会っていた。寄宿学校に行っている時もぼちぼちメールもしてたりする仲なのだ。
恵のおかげで何となく安心して眠りに着けそうだ。
やはり持つべきものは同世代の友達
翌朝、1時間ほどランニングをして身支度をする。
朝ご飯は持ってきたオートミールを食べた。
ミルクで炊くのは好きではない。
和風にしてもそこまで…蒸しパンにするのが1番美味しいと思う。
ゆっくりご飯を食べたりしているとあっという間に時間が過ぎてゆく。
バタバタと用意し、家を出る。
外は桜が咲いていた。3月下旬が見頃なんだそう。
待ち合わせの5分前、学校の最寄り駅に着くと既に恵が壁にもたれ本を読んで待っていた。
「おまたせー。遅刻はしてないよ!」
「おー。まああの人じゃないから。遅刻にならない地味な遅刻はあの人だけだ」
「そうなの?それは初耳だわ。」
お前知らないの?と恵の顔に書いてあった。
その後もくだらない話をしていると高専についた。
事務員さんに声をかけ、寮に連れていってもらう。
2年生もおらず、誰もいないそうだ。
五条先生も仕事でいないらしい。
時々恵と連絡を取りながら荷を解き、片付けていく。
といっても必要最低限しか送っていないのですぐ終わる。
ベッドの上でゴロゴロしながら本を読んでいると昼を過ぎており、恵を誘ってお昼にする。
ご飯を食べながら本を読んでいると、行儀が悪い。と怒られてしまう。まるでお母さんだ。
明日はこっち来てからの初仕事。
早めに帰ってまたお気に入りの香りに包まれよう。慣れているはずの仕事も土地が違えば緊張する。緊張です寝れないという事はほとんどないが、いつもより眠りが浅くなる気がするのだ。
今日の事を先生に連絡すると、
恵から[あの人からすげぇメッセージが来るんだけど、木之本何かした?]
と来た。
[特に何もしてない。ただ先生に今日の出来事のメッセージ送っただけ。]
[そのせいだろうが!]
と即レスが恵から来た。即レス珍しい気がする。
何もしてないから謝罪はしない。
音がない。
寮でも家でも誰かがいる気配と音があった。
ここにはそれがない。寂しい。
普通の引越しに比べるとかなり少ないダンボールの中からお気に入りのバスソルトを引っ張り出し、お気に入りの香りに包まれながらお風呂に入る。
寝室ではブルガリアのダマスクローズのアロマオイルを焚く。本当はラベンダーの方がいいのかもしれないが、好きな香りの方が落ち着く気がする
明日は寮の片付けをしよう。
恵が居ればいいなと思い、連絡をする。
[明日高専いく?つかいる?]
一人は慣れていると思ったが、慣れない国で1人。不安は寂しさに変わってしまった。
[行くよ。俺も片付けないといけないし。話は粗方あの人から聞いてる。なんかあればあの人の事も頼れよ。頼りたくない気持ちも分からなくもないがな。あー…一人で行けるか?]
[ありがと。今は頼りたくない…たぶん行けないと思う!]
[わかった。明日学校の最寄り駅9時半な。]
[ありがと。夜遅くにごめんね。おやすみ]
日本に行く度なんやかんやで会っていた。
私が高専へ行かなくとも恵とだけは会っていた。寄宿学校に行っている時もぼちぼちメールもしてたりする仲なのだ。
恵のおかげで何となく安心して眠りに着けそうだ。
やはり持つべきものは同世代の友達
翌朝、1時間ほどランニングをして身支度をする。
朝ご飯は持ってきたオートミールを食べた。
ミルクで炊くのは好きではない。
和風にしてもそこまで…蒸しパンにするのが1番美味しいと思う。
ゆっくりご飯を食べたりしているとあっという間に時間が過ぎてゆく。
バタバタと用意し、家を出る。
外は桜が咲いていた。3月下旬が見頃なんだそう。
待ち合わせの5分前、学校の最寄り駅に着くと既に恵が壁にもたれ本を読んで待っていた。
「おまたせー。遅刻はしてないよ!」
「おー。まああの人じゃないから。遅刻にならない地味な遅刻はあの人だけだ」
「そうなの?それは初耳だわ。」
お前知らないの?と恵の顔に書いてあった。
その後もくだらない話をしていると高専についた。
事務員さんに声をかけ、寮に連れていってもらう。
2年生もおらず、誰もいないそうだ。
五条先生も仕事でいないらしい。
時々恵と連絡を取りながら荷を解き、片付けていく。
といっても必要最低限しか送っていないのですぐ終わる。
ベッドの上でゴロゴロしながら本を読んでいると昼を過ぎており、恵を誘ってお昼にする。
ご飯を食べながら本を読んでいると、行儀が悪い。と怒られてしまう。まるでお母さんだ。
明日はこっち来てからの初仕事。
早めに帰ってまたお気に入りの香りに包まれよう。慣れているはずの仕事も土地が違えば緊張する。緊張です寝れないという事はほとんどないが、いつもより眠りが浅くなる気がするのだ。
今日の事を先生に連絡すると、
恵から[あの人からすげぇメッセージが来るんだけど、木之本何かした?]
と来た。
[特に何もしてない。ただ先生に今日の出来事のメッセージ送っただけ。]
[そのせいだろうが!]
と即レスが恵から来た。即レス珍しい気がする。
何もしてないから謝罪はしない。