先生は私に話があるそうで、渋谷の家に来るそうだ。
荷物も持ってくれるしありがたいが、かなり目立つ。
ハーフって言うだけで目立つ私と190cmの白髪の男。いやでも目にはいる。

渋谷から徒歩10分位の距離だが荷物がある為タクシーに乗る。

渋谷の家は使っている事もあるので生活できる程度ではある。最近届いたダンボールもある。
とりあえず使えるもので先生にお茶をだす

「で、話ってなんでしょう。五条せんせ？」
「随分直球だねぇ。まあ別にいいけど。あと2人の時は下の名前で呼んで。」
「それだけ？悟さん？」
「んー。いいね。さん付け。なぜこっちに来ることになったのか。とか卒業後なぜ俺と結婚することになったのか…とか」
「聞いたところで呪術師にならなくていいって事にはならないでしょ？」
「ははっ。そうだね。雪江って元々なりたくなかったんだもんね。雪江に刻まれてる術式、かなり複雑だよね。木之本の術式もつかえるの？」
「使えるよ。あと赤血操術使える。基本呪霊操術つかう。だから私の体のなかの術式は常にぐっちゃぐちゃよ。」
「だろうね。先祖返り…だっけ？僕はそれが欲しい。」
「なるほど…だから私を嫁にしたいと？」
「そそ。年齢離れてるけどそう珍しい事じゃないでしょ？」
「まあね。まあ親に言われたからでしょ？と言われればそうだし…わかんない。」
「まぁ…僕は雪江を知っているけど、雪江は僕を知らないでしょ？だからまだいいんじゃない？」
「私知ってるよ。性格クソ野郎って事」
「あはは…今日はもう帰るよ。戸締りしっかりするんだよ。おやすみ」
おでこにキスして出ていった。