荷物を学校の寮に送っていいと言われたので、粗方送った。必要になるであろうものも東京の渋谷区内にある家に送る。
受け取りはまあ…誰かしらやってくれるだろう。
荷物を送ってしまえばやる事もほとんどなく、仕事と勉強、父や祖父との稽古、トレーニング
位だ。
日本はこれから仕事が増える時期だろう。
仕事が続きそうで気が滅入る


日本へ出発する日、早朝フライトだから見送りは要らないと言っているのに母、父、祖父母の4人が来た。
兄と弟が居ないだけまだマシだ。
一生会えない訳でもないし。独り、日本へ旅立つ

なんやかんやで乗りなれている飛行機。
日本まで約12時間ほどのフライトである
ビジネスは苦行でしかない。エコノミーを予約してよかった…
日本に到着してからは荷物を受け取ったりなんだり…二重国籍者なので2つのパスポートがあるというのが少々面倒である
フランスやスイスといったヨーロッパとは違う騒々しさ。日本語が飛び交うので、日本に来た!!と実感する。
ゲートを出ると外国人にインタビューしているアレに会った。
どこから来たか。何しに来たか。等聞かれ、英語で返したが、実はハーフなんですー!!と種明かし。
映像は使えないらしいが、ステッカーだけ貰った。

そんなこんなしつつ、人を探す。
1人は日本人離れしている見た目だからわかりやすい。直ぐに見つけた
伊地知さん、恵も一緒にいた
サングラスを外しながら
「やぁやぁ御三方、お久しゅう。」
ちょっと日本語頑張った
「おー。久しぶり」
「お久しぶりです、木之本さん。」
「雪江。フライトお疲れ様。」
3人から帰ってくる。
とりあえず車へと自然となる
先生が荷物を持ってくれ、さりげなく隣を歩いている。
「雪江。何か食べたいものある？」
「いきなり？日本食が食べたい。お寿司とか天ぷらとか…」
「んー。OK。伊地知、いつもの寿司屋連れてって。僕奢るからさ。雪江の歓迎パーティー的なやつ！」

サングラスをとって外の景色を眺める。
スモークが着いているからそこまでキレイには見えないが…

銀座の寿司屋で真鯛やサユリ、タコなどの旬のモノをお寿司を食べられ満足だ。
寿司屋だから天ぷらは食べられなかったが。

伊地知さんに品川駅で下ろしてもらい解散する。