海外出張中時間が出来たのでお茶をしていると、夜蛾学長から連絡が来た。
日本に戻ったら直ぐに京都へ行ってくれ。だそうだ。
夜蛾学長から連絡来るのは決まってこの様に時間ができた時に来る。監視カメラでも見てんのか？
残りの日程もこなす


昼過ぎに羽田空港に着く。スマホを見ると新田さんからメッセージが入っていた。
新田さんと落ち合い、家へと向かう。
家に着いてもトンボで京都に行かなければならない。新田さんにお茶を出しとりあえず3日分の荷物キャリーケースにぶち込んで、そのまま品川駅へと送って貰う。

駅では遅いお昼ご飯のシウマイ弁当とお水を買い、コーヒーショップでホットコーヒーを買う。
京都までだからそこまで遠くはないが、朝もろくに食べずにいるからお腹が減って仕方がない。

車内に乗り込むとまず車内販売でアイスクリームを買う。その上に上手いことホットコーヒーコーヒーを置く。
そしてシウマイ弁当を掻き込む
あの横浜といえばのシウマイ弁当だか、横浜市内で買うのと都内で買うのは外装が違うそうだ。なんでも紐を結ぶのが難しく横浜でしか紐付きが販売できないらしい
お弁当を食べ終わった頃にアイスクリームが食べ頃になる。
少し贅沢な時間はあっという間にすぎる


京都駅に着き駅近くのホテルにチェックインする。疲れてはいるが、また時間はある。少しくらい遊んでもバチは当たらないだろう。ということで私服に着替え河原町へと向かった。

途中、普通の大学に留学生として日本に来ている兄が京都にいると聞いたから呼び出し一緒に食事をした。
久しぶりに家族と話す。たまにはこういうのもいいなと思う。
ホテルに戻り大浴場でゆっくりお湯に浸かる。
京都の後の仕事内容にもよるが、交流戦がある日には戻れるだろう。そう信じてベッドに入
る。


朝、9月に入ったとはいえかなり暑い。朝から暑い。カーテンを開けると真っ青な空が広がっていた。
半袖にショートパンツという姿で朝食ビュッフェを楽しむ。
ホテルに泊まる醍醐味はこれ。美味しいところだとテンションも上がる。

部屋に戻り身支度をする。日焼け止めに薄化粧。長袖の夏服の制服に身を包み貴重品が入ったカバンを持ちサングラスをかける。
鍵をフロントに渡し、京都校の補助監督の田辺さんとの待ち合わせ場所へと向かう、日傘はまだ手放せない。

待ち合わせ場所につくとなんと田辺さん以外に東堂先輩も来ていたのだった。
「!?東堂先輩！お久しぶりです！」
「おお！久しぶりだな、木之本。元気だったか？」
「元気でしたよー！日本に来ても仕事ばっかで学校行けてないんですけどね。」


「お二人さん、とりあえず車乗りませんか？邪魔になりますよ。」
と言われ車に乗り込む。

車は京都校へと向かう。
東堂先輩とは話が尽きない。以前京都校に来た時にエンカウントして以来の付き合いだ。
好戦的でかなり自分勝手な部分もあるがかなりアグレッシブでためになることも多い。
話している間に京都校に着いた。

東堂先輩と別れ楽巌寺学長のいる学長室へと向かった。
本当は京都校へ入る予定だったらしい。でも加茂家と禪院家の圧力が強く入れなかったそうだ。