地方出張から戻り、一旦渋谷の家に帰って明日から海外出張だ。
羽田空港に迎えに来てくれた伊地知さんに学校ではなく渋谷の家に向かうようお願いする
走行中伊地知の携帯がなったので路駐する
また伊地知さんが彼にいじめられている。
電話を代わってもらい話を聞くと、他の1年生の実習にちょうど良さそうな所が数軒あるからすぐ来て手伝えと言われたが、1度帰って着替えてからだボケ。といい返事も聞かず電話を切る

とりあえず伊地知さんにバカに呼び出されて秋葉原に向かわなきゃいけないことを伝えると送っていってくれると言うのだ…
忙しくてそれどころじゃないってのが理由だろうが伊地知さんは絶対モテると思う。

伊地知さんが待っている。急いで着替えて車に乗り込む
デニムのショートパンツにオーバーサイズのプルオーバーパーカーにサコッシュ、8ホールの黒のブーツを履けば年相応に見えるだろう。
ポニーテールにしたせいで晒されたピアスだらけの耳、初夏の風が吹くとくすぐったい。

車の中で出張分の報告書を作っていると、着きましたよ。と言われる
家から秋葉原まで電車だと1時間かからないでいけるが、伊地知さんのテクニックで20分とちょっとでついた。流石すぎる。

「伊地知さんいつもありがとう。余計な仕事増やしてごめんね。帰りは自力で帰るんで！」
と伝える

伊地知さんの運転する車を見送り、指定された建物へと向かう。
繁華街の中にある雑居ビル。普通の人間なら気づかないだろうこの雰囲気。
いて2級位だろうか。先生に電話する
「住所貰った場所に着いたよ。多分2級辺りがいるから恵くんなら問題ないと思うよ。」
「なるほど…ありがと。もうひとつの所言ってもらえるかい？恵と悠仁に尾行されててね…こっちのはどうせなら野薔薇もつれてきて3人でやってもらおうと思って準備中なんだわ。」
「尾行とか。笑えるんだけど。明日から海外出張だからサクッと終わらせてくるわ。」
「悪いね。」
「忙しいのはお互い様だ。」
…

電話を切りもう1つの建物へと向かう。
そちらも先ほどと同様だった。

一応報告し、自宅へと戻る電車に乗る
明日からの海外出張の用意をしなければ…
入学したはずなのに仕事が続き同級生にあったことがない。恵は知ってるが…
次日本に戻ってくるのはいつになるのだろうか…