教室に着くと装飾もしてあり、ホームパーティっぽくなっていた。
冷蔵品は隣の部屋に置いておく。
冬の教室だから涼しいだろうって事だろう

料理もオードブルやフライドチキン、ピザといったパーティーの王道からつまみやすいソーセージパンやキッシュ、シュリンプカクテル、絶対にないと思っていたサラダまであった。
何故かお赤飯があったのが気になった。
まあ祝ごとたからあってもおかしくないんだけど…
飲み物も様々なものが用意され、大人組用のビールサーバーまであった。主役飲めないのに。

みんなでギャーギャー騒ぎながら用意をしていると伊地知さんから連絡が来た。
[あと20分程で着きます。]
シンプルな伊地知さんらしいメッセージ

皆に伝えると、最終チェック!!とか言って張り切っていた。


20分後
伊地知さんから着いたと連絡が入る
駐車場から教室まで少々距離がある
その間に私が作ったケーキにロウソクを立て日を灯し、教室の電気を消す
消す直前、俺クラッカー鳴らしたいからとケーキ持ちと交換された…

教室のドアに手をかけられる。
開けられた瞬間電気をつけ、クラッカーを慣らす
『ハッピーバースデー!!先生(バカ)!!(五条!!)』
様々な呼び方が出たが、まあそれだけ愛されているのだろう。
「GTGの誕生日祝ってくれてありがとぉぉ!!…」

…

なんか言ってたけど無視して各自好きなものをとる。
主役なのに可哀想

先生が硝子さんに飲まされそうになるのを阻止したり、悠仁のいたずらに狗巻先輩が悪ノリしたりととても学生らしい楽しい時間が過ぎる

2年生からはGPS機能付きの迷子札。神出鬼没だからという理由らしい
私達1年生からはサーモマグをプレゼントした。

喜んでる風ではあったが、まあ生徒から貰うというのは特別なものなのではないだろうか…


皆が個々で楽しんでいる。
ふと主役である先生が教室から出ていくのが見え、個人的に買ったプレゼントを持って追いかけた