洗いものといった片付けをしているとインターホンが鳴った。
出てみると悠仁と恵がキョロキョロしながら映っていた。
門の鍵を開け、玄関に向かうよう伝える。

玄関のドアを開けると2人が立っていた。
「いらっしゃい。」
悠仁はずーっと広いだのなんだの騒いでいた。

リビングに案内し、テリヤキバーガーを受け取る。悠仁と恵はフライドチキンのランチセットの様だ。3人で食べるなんて中々珍しい。
食べながら昨夜の仕事の報告書を作る。

「この3人でご飯食べるなんて珍しいよな。」
「木之本自体がレアキャラじゃねぇかよ。俺らが準1級呪術師になったらあるかもしれねぇな。」
ともぐもぐしながら話している2人
報告書に気を取られ反応が遅れてしまった。
「おいコラ、恵。私がレアキャラなのは認める。だがお前さんに言われるとなんかムカつく！まあ実際君たちが単独で仕事をこなせるようになると私も楽になるのは間違いないんだよねぇ。だから頑張ってくれたまえ。期待してるよ」
と報告書と睨めっこしたまま話した

ふと2人を見るとほぼ食べ終わっていた2人に持て余したポテトを押し付ける
「フライドポテト。食べていいよ。時間ないや」

バーガーも食べ終わり、報告書は仕事内容が仕事内容なだけあってイマイチ出来上がってないが切り上げる。

2人にキッシュをタッパーに詰め込むお仕事をお願いし、冷めたスポンジケーキのデコレーションに移る。
真っ白いホイップクリームに真っ赤なイチゴ。
とても綺麗に仕上がる。

出来上がったショートケーキを箱に入れ、再度片付けをしようとしたら悠仁が引き受けてくれた。
報告書。まだなんだろ。俺やるから作っちゃえよ!!と男前なセリフ付き
15時になったら新田さんが迎えに来てくれるそうだ。新田さんも参加予定者なんだそう



報告書をとりあえず仕上げるとちょうどいい時間だった。
恵のスマホに到着メッセージが入る新田さんが到着したそうだ。
必要な荷物を全て車に積み高専へと戻る。
車の振動が心地よく眠ってしまった

高専に着くと恵にデコピンで起こされた。
積んできた荷物を下ろし教室へと向かった