テニスの王子様
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お昼休み、勢いよく、奴がいるであろう教室のドアが開かれた
「護国寺!!!!……あんのバカどこに行ったの!」
「瑠々?どうした?」
「亮…護国寺こなかった?あのバカ昨日部活休んだの(怒)」
怒りが隠せない御様子の顔で宍戸に話しかける。だが、宍戸は少し教室を見て、護国寺がいないことを確認しながら話をする
「そうなのか?一緒に探してやろうか?」
「本当!ありがとう…見つかったら奴に何か奢らせる!何がいいか考えといてよね!」
「わかった。ほらジロー起きやがれ!瑠々が護国寺探してんだってよ」
隣で寝ていたジローを起こし、護国寺を探すよう促すと、眠たい目をこすりながら、こっちを向く
「瑠々が~?探す探す!一緒に探すC~!」
「よし!んじゃ探し行こ!跡部たちにも声かけてくる!」
「瑠々張り切ってるC~!」
この瑠々から逃げている、護国寺という男は、いつもいつも部活からも瑠々からも逃げる天才だ
しかし!瑠々には強い味方がいる。テニス部員たちだ。
護国寺は逃げる天才だが、瑠々は捕まえる天才だ。他の誰も捕まえられない奴を瑠々なら捕まえられる。まぁ、それも、味方のテニス部員たちがいるからというわけだが…
親同士が親友同士なこともあり、15年も一緒にいる瑠々は奴の行動が見えている。そして挟み撃ちをするようにテニス部員たちを散らばせる
絶対に、ここに来ると瑠々はある場所に待機する
「亮ごめんね…」
「いや。本当に来るのか?いつもの場所には、来ないんじゃ」
「あいつは、バカだからね…絶対にここに来る。逃がさないんだから」
そんな話しをしていると
ガチャと扉が開く。そこから覗かした顔は、紛れも無く
「ごーこーくじー!!!」
「ぎゃあぁあぁぁぁあ!!なっななななん!瑠々!」
「あっ!こらーーー待て!!亮!いくよ!!」
「お、おぉ!(本当に来た)」
それから、廊かを走り回り、教室を駆けずり回って、校庭も走り回った…
そして屋上に逃げたバカを追い詰めた
「お前はーなんで昨日サボったの!!!練習もしないでスタメン入りできる訳ないでしょうが!!」
「だって瑠々こえぇんだもん!!ぜぇぜぇ」
「護国寺……子供の頃から試合は、私たちが皆を引っ張ってきたでしょ……だから私は…」
しゅんと顔を伏せ、話す瑠々を見て護国寺は、申し訳なさそうに話す
「瑠々…」
「悠は、いいの?スタメン外されて……」
「……わかった…ごめん。俺…今日からちゃんと出るから」
「ん…教室先戻ってて…」
「わかった」
瑠々の言葉に、素直に教室へと戻る護国寺。
いまだに顔を上に上げない瑠々を見て、宍戸はゆっくり近づいて声をかける
「瑠々?大丈夫か?」
「うん。ありがとう亮…疲れただけ…あぁでも言わないと部活しないし…」
「おぅ。……………えっと…あのよ」
「なに?」
そういって顔を上げると、宍戸の顔がいつの間にか目の前にあった。そして、そっと唇が触れる。そして、照れくさな顔をしながら瑠々を見つめる
「お疲れ…な」
「///////ばっ誰かに見られたら!」
「悪い…疲れて頬が染まってるお前が綺麗で…つい」
「/////モッカイ…お疲れのキス…////」
「////何回でも(俺激ダサに惚れてるな)」
疲れているはずなのに、たったこれだけのことで、疲れが取れる。
あっ、言い忘れてた。亮と私は付き合ってる。でも、このことは他の誰にも知られていない。
とりあえず今は秘密のまま。二人の、甘い甘い秘密
~end~