テニスの王子様
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真夏、テニスコートに向かう一人の少女。
肩にはクーラーボックスを持っている
「おーいみんなー!!真夏の真昼太陽ガンガンの中頑張ってる?」
「瑠々!あーん?お前…暇なのか?」
「暇じゃないし!跡部に会いに来たんじゃないし!あんた以外に会いに来たのぉ~!」
「よぉ。瑠々。激暑だな」
「宍戸ォ!暑いよねぇ…死んじゃいそう…」
「………(先輩だ)」
瑠々の周りにテニス部レギュラー群と準レギュラーこと若が集まる
他愛もない話しをしていて忘れるところだった!と言った顔をして瑠々は、持ってきたクーラーボックスを皆の前に出た
「あほベー休憩まだ?」
「あーん?誰があほべだ!はぁ…まだこれからだ」
「てゆーか瑠々さんそれ何ですか?」
「えっへへー…長太郎……よくぞ聞いてくれました!可愛い後輩だぁ~!」
「わっ////」
「!?」
長太郎に抱き着いた…いやだって背は、大きいけど…子犬みたいじゃん?
そしたら若ムスッとした顔をし私と長太郎を引き離す
「わわっ!どったの若?」
「いえ…別に………」
「それよりなんだよ?気になるだろ?」
「待ちたまえ岳人!では、まず休憩するかどうか!!!跡部!」
「………わかった…ここで10分間の休憩!」
『はい!』
跡部の掛け声で、皆がバラバラに休憩に入る。フェンスの向こうからは女子の黄色い声が聞こえてくる。瑠々達は、そそくさと、部室の中に逃げ込む
そして、跡部は椅子に座りながら、瑠々を見ると、上から目線で
「んで?」
「うっわぁ…やな感じ!コホンえーでは、皆の周!ごたーいめーーーーん!!!!アイス持ってきたよぉお有り難く食べるがいい!!」
「うっひょー!瑠々サイコーだC~💗」
「わわっ!」
ドサッとした音が響く、瑠々はジローに飛びつかれ、尻餅を付いた
「慈郎…痛いよぉ…;おケツうったぁー」
「あっごめん!」
「うぅ…気を付けてよね~;ほらほら、皆一本づつ取ってね」
『しゃー!』
皆のテンションは、マックス!
けど相変わらず若は、ムスっとしているママ…難しいお年頃だからなうんうん!などと思っていると、若が瑠々に近づいてきた
「瑠々先輩」
「ん?どうしたの若?」
「これ先輩の分です」
「わぁありがとう………おいしい💗」
「フッ」
「あ~若今日初めて笑った!よしよし」
「!//////」
笑った若の頭をなでると真っ赤な顔をしている。
瑠々はニッコリとそれを見ると、ハッとした顔で
「あっそうだ!私、今日この後、部活で調理室にいるから、終わったら一緒に帰ろ!」
「はっはい////」
若は可愛いやつだなぁと瑠々は心の中でほっこりしている
「クスッじゃぁ私行くね!」
「はい…」
「後輩いじめないようにねアホべ!」
「てめっ!!!!」
アホベと言われ切れる跡部と横目に瑠々は、部室をあとにした。そして、自分の部活へ向かう。
それから数時間後
「ん~!!わっ外暗いじゃん!いくらなんでも…若帰っちゃっただろうなぁ…ちぇー片付けが意外にかかっちゃったもんなぁ…先輩たちも先帰っちゃったし…」
瑠々と若の家は、かなり近い。その為たまに部活で帰りの時間が一緒になると一緒に帰っている
今日も同じくらいに終わると思い誘ったのに、ちょっとがっかりする瑠々。そそくさと帰りの支度をして、校門に向かうと、人影がそこにはあった
「?」
「あっ瑠々先輩…」
「若!!何でいるの!えっなに?今えっえっ!!」
「先輩落ち着いてください…」
「えっだって……というか何でいんの?」
「先輩を待ってました」
その言葉に、瑠々は驚きが隠せない。まだちょっとパニック状態のまま話し始める
「いやいや!!待ちすぎ!!真っ暗ん中何時間待ったの!!!」
「でも…こんな時間に先輩一人も危ないでしょう?」
「そんな平気よ!こんな不細工誰も狙わないから!」
「……わかってない…」
「???」
瑠々から目を反らしてため息を吐きながら言った
瑠々は、何が何だかわからないといった顔のままだ、何せ瑠々は、自分のことをぶっさいくだと思っているからである。
だから、若が何を言っているのかわからないのだ
「若?とりあえず、ありがとう待っててくれて!帰ろ?いくら夏だからってずっと外じゃ風邪引いちゃうよ…」
「はい…」
瑠々達は、黙ったままとりあえずいつもの道を帰る
そして家が近づいた時、若がぎゅっと瑠々の手を握る
「若?どうしたの?今日は、特に変だよ?」
「さっきの話し…」
「?私が何かわかってないってやつ?」
「はい…先輩は………全然わかってません」
「また?もぅ、こんな不細工誰も襲わないでしょ、だから私が、テニス部と絡んでても何も言われないんだよ」
「………はぁ…先輩は、可愛いですこれは、間違いがありません」
「えぇ!!!どっどこが/////ばっ目悪いよ!///」
真っ赤になってるのがわかった……何赤くなってんの…と瑠々は思った。そして、若は真剣な顔をしたままこっちを見ている
いつもとは違うその顔に、瑠々は腰を抜かしそうになっている
「わ、若?」
「俺は、本気でそう思ってます…」
「……若………?」
じりじりと瑠々に近寄る…なぜか…どきどきが止まらない………いつもと何かが違う…動けない
「先輩…俺ずっと……先輩が好きです」
「若////まっ待てっ////近い近い///////」
「先輩は、俺の事嫌いですか?」
「えっ!き、嫌いじゃ……ない///若いといると……楽しいし、なんか…ドキドキする……」
真っ赤な顔をして、うるんだ目で若を見上げる瑠々に、若も顔を赤らめた
「////////先輩//好きです」
「うぅ…たぶん私も…好き」
こんな気持ち初めてで……はっきり言って好きとかよくわからない……けど今目の前にいる若は、私の好きな人だを思う
そう思った時だった、そっと若は瑠々の頬を触り自分の顔を近づける。そして、二人は目を閉じ、そっと唇が触れる。
月明かりの下キスを何度も交わす…幸福ってこの事なのかなと瑠々は思いながら。
いやその前にちょっ待って…………、何かに気が付いた瑠々
「……ん…ちょっ………わか………まっ(キスは、いいけど長すぎ////)」
「もう我慢は、出来ない…先輩達にも見せ付けたいくらいだ」
「へっ?なんで!」
「……んじゃ今夜泊めてくれたら教えてやる」
「えっそれって/////ん………ぁ///」
若の言葉に戸惑いながらも、なぜか体が受け付けてしまっていた。こんな若見たことない、ドキドキとゾクゾクが止まらない。そして、いつの間にか若の思うがままのようにうなずいていた
それを見た若は、すごくうれしそうに笑顔を見せた
「フッ先輩。可愛いです」
「/////(好きかどうかわからないんじゃない…もう大好きだったんだ…)」
なんで跡部達にも見せ付けたいと言ったのか……瑠々は気が付かなかったが、跡部たちも瑠々のことが好きだったらしい。
そして、若曰く、瑠々がテニス部員に話しかけても、周りから何も言われない、されないのは、可愛いから何も言えないということだった。
いやいや!それはない!と瑠々はまだ認めない。
「先輩?俺と付き合ってください」
「ふふっもちろん。私こそ、よろしくお願いします」
~End~