テニスの王子様
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「あらやだ。亮ったらお弁当代忘れてるわ!」
「お母さん。私届けようか?」
そう切り出したのは宍戸の妹瑠々である。
「瑠々行ってくれるの?有り難いわ!お母さんやること多くてね!」
「うん。どうせ夏休みで宿題も終っちゃったし…行ってくるよ」
「まぁなんていい子可愛い」
「ちょっと…お母さん苦しいよ!」
「ごめんね♪つい可愛くて」
「はぁ。じゃぁ行ってきます」
「いってらっしゃーい」
初めまして。紹介が遅くなりました。私の名前は、宍戸瑠々と申します
今、兄である宍戸亮の忘れ物を届けるため電車に揺られています。でもやっぱり電車は、苦手で……何か周りの視線が気になります
所で、何で電車に乗っているかと言うと。合同学園祭とかいうやつをやっているのでそこまで行かなければならない
「着いた…ここから……地図は…なるほどこの道か」
「キャー何あの子超かわいい」
「ホントー」
「いやーんお肌すっべすべっぽーい」
「(はぁうるさいなぁ……何語なんだろうか。というより、どこの国の人だろうか…化粧濃い…)あっ見つけたけど、広い…見つかるかな」
兄を探して色々歩き回る室内にまず入ると、喫茶店が並んでいるその隣にお化け屋敷…苦手です……
ここらにも兄は、いないみたいです。そしてまた視線が
「迷子かい?」
「!!!!」
「貞治…怖がっているようだぞ」
「何やってるの乾?」
「あぁ不二か。いや迷子らしき子供を見つけてな」
「そっか。君名前は?」
「……す、すみません。失礼します」
「あっ!行っちゃった。それにしても可愛かったね」
「あぁ。しかし、誰かに似ていたような」
「柳ー!模擬店準備サボってなにやってんだよ!!真田に怒られるだろぃ?ジャッカルが」
「って俺かよ!」
はぁ…ビックリしました……思わず逃げて来てしまったけれど。失礼な態度だったでしょうか
そしてまた兄を探して今度は、外に出る。屋内プールには、いなかった
ステージのある場所に行ってみる。でも誰もいなかった
次に広場にいったけど
「また…知らない人がたくさん…氷帝の制服の人もいない」
「迷子かのぉ。どうした…迷い込んだか?」
「あっ…いえ………人を探していまして」
「人を?名前は、なんて言うんじゃ?」
「宍戸…亮です」
「宍戸亮?あー違う違うお前さんの名前じゃ」
「宍戸瑠々」
「そうか。じゃー瑠々、氷帝の模擬店の所まで連れてってやるから着いてきんしゃい」
「あっでも」
「気にせんでいい。氷帝の宍戸の妹か何かじゃろ?」
「妹です…」
「ははっビビらんでもいいだろ。怖い事はせんよ」
「いや、そうじゃないんです…迷惑では、ないかと思いまして」
「お前さん小学生じゃろうに、丁寧に話すのぉ俺の姉貴に爪のアカ煎じで飲ませてやりたいよ」
「え?いや、対したことでは…あの」
「なんじゃ?」
「ありがとうございます」
「……笑うとかわええの」
「おじさんじゃないんですから」
そして、雅治さんに亮兄の所へ連れていってもらいました
なにやら、怪しげな方だけどとてもいい人のようでよかった
「多分この辺りにいると思うが」
「…………あっ亮兄!」
「!…瑠々!」
「お弁当代、忘れて行ったでしょ?お母さん忙しいから私が代わりに」
「そ、そうかサンキューな…で、なんで仁王がいるんだ?」
「お礼ならいらんぜよ」
「はぁ?意味わかんねぇよ」
「雅治さんがここまで連れ「雅治さん!!てめぇ俺の妹に何した」
「何の事じゃ?何もしとらんよ」
「本当だよ!苗字を教えてくれなかったから、名前で呼ぶしかなかったんだ」
「無垢で可愛いのぉ」
「そんな目で見るな…瑠々とりあえず中入るぞ。仁王サンキュー」
「あぁ。またな瑠々」
「はい」
「(ぅ…はいじゃねぇよ)ほら行くぞ」
「うん」
兄を見つけることができました
でも…
ぐぅうううぅぅ
とてもお腹がすいています
「…腹減ったのか?」
「ん…」
「あっ宍戸さん!」
「なんやここにいたんか?」
「…あ~ん誰だそのガキ」
「俺の妹だ」
「何だコイツ!!めちゃくちゃ可愛いぞ!宍戸に全然似てねぇ…事もねぇか?」
「どっちなんですか向日先輩…」
「それよりなんだよ」
「食事行くC~」
「おぉ。瑠々一緒に行くか?」
「ううん、私は…」
ぐぅうううぅぅ
またお腹が鳴ってしまった!恥ずかしい///
「……っ////」
お腹を押さえ今にも泣きそうな顔で真っ赤な顔をしている
何ともいじらしい…可愛らしい光景だ
「ほら。遠慮すんな!行くぞ瑠々」
「うん…///ありがとう亮兄」
「行くC~!」
「ジローは、ちょっと落ち着けよ」
「岳人は、跳ばずに歩きぃ」
「どうでもいいですが…何で皆さんそんなに上機嫌なんですか…」
「え?日吉は、嬉しくないの?宍戸さんの妹さん可愛いよ?」
「お前ら置いて行くぞ!」
「一番浮かれているのは、跡部さんだな」
そして、食堂にたどり着き、それぞれ注文を取って、食事をし始める
『いただきます』
「瑠々、美味しいか?」
「うん…美味しい」
『(あぁ可愛い)』
「ほら、ケチャップがついてる」
ひょい ぱく
「ん。ありがとう亮兄」
「あー宍戸さんずるいですよ!!!ひょいぱくって!俺もやりたいです!」
「何言ってんだよ長太郎」
「トマトあげるC~」
「え?」
「美味しそうに食べてたから」
「ありがとうございます」
「可愛いC~」
「きゃっ!」
『抱き着くなぁ!』
「俺の妹に触るな」
「くそくそ宍戸!俺もこんな可愛い妹ほしい!」
「?親に頼んでみては?」
『ブッ!?』
あれ…変な事でも言ったでしょうか
皆さん一斉に吹き出してしまいましたが
「恐ろしい子やな…なんちゅう事言いだすんや」
「な、何を知ってるんだ!」
「大人だC~」
「あ~ん?そういう問題かよ」
「並外れてますね」
「げ、下剋上だ」
「瑠々…何をどこで知った」
「友達の家に行ったら、お兄さんに部屋へおいでと言われて「何された!どこのどいつだ!」
「?何やら誤解をしてるようですが…漫画を読みました……それに描かれていたから。なにやら、お兄さんの彼女さんの漫画らしくて、好きな子がいたら、これくらい知っとかなきゃと」
『はぁ…何もされてなくてよかった』
「で?好きな子ってだれだ?」
「亮兄?何言って」
「俺、何も聞いてないぞ。好きな子がいるならちゃんと」
「私…いないよ?」
「え?じゃーなんでそんな漫画」
「将来のため……かな?何となく見とおこうと思って」
「お、大人だな……」
「とゆーかいくつなん?」
「小学4年です」
『小4じゃーその知識いらないだろ!』
「あっ……好きな人いた」
『!!!!!』
思わぬ言葉に皆が動揺を隠せないようだ
特に兄である宍戸は、かなりの動揺を見せる
「っ…瑠々……さっき好きな人はいないって……だ、誰なんだそれは!!」
「私、世界で一番」
『(世界で一番!!!!!)』
「亮兄が好きだよ」
ズキュン
「は、ぅ…瑠々////お前…」
「お兄ちゃんが一番好き!」
「あ、あぁ…俺も瑠々が一番好きだ」
「へへっよかった」
「結局そういうおちかいな」
「まぁ、家族には、勝てないですよね」
「とりあえず飯食っちまえ。そしたら、この中案内してやる」
「その後待ってるから、一緒に帰れる?」
「あぁ」
そして昼食を食べて、案内してもらって
亮兄の学園祭準備を見学しながら待ち、いつしか時刻は、夕方6時を回っていた
「瑠々?帰る…寝てんのか?」
「あっ可愛いですね宍戸さん」
「うわ~可愛いC~」
「持ち帰りてぇ」
「岳人それは、あかんていろんな意味でな」
「俺様の車で送ってやる」
「跡部さんずるいですね」
「あー電車で帰るわ。瑠々をおぶって帰るさ!」
「なんでや?楽やろ?」
「いや、久しぶりにコイツと2人で帰りたいんだ」
「…ぅ………りょ…に………」
「な?」
「わかった…」
「じゃーな」
宍戸は、瑠々を背負うと鞄を持ち、家へと歩きはじめる
「ぅん…亮兄?」
「起きたか?」
「あれ…いつの間に電車乗ったの?」
「さっきだ。お前疲れて寝てたんだ気づかなかったろ」
「うん…お兄ちゃん」
「ん?」
ギューっと瑠々は亮の腕に抱き付くと眠そうに話す
「私…亮兄の………………お嫁さん……に…なる………」
「!!瑠々////」
「大好き……………亮兄」
「あぁ…俺もだ」
そう言うと亮は、瑠々の頬にキスを落とした
それに気づいてか気づかないでか分からないけれど、瑠々は、頬を染め眠ったままニッコリと微笑んだ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆おまけ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「あらまっ可愛い子が乗ってきたわ」
「お兄さんにおんぶされて、まぁまぁ可愛らしい」
「見てぇ!超癒されるぅ」
「キャーお兄さんの方も素敵」
「あっ目を覚ましたみたいよ2人とも!」
「「「「「いやーん可愛い」」」」」
「あっまた眠っちゃう!」
「お兄さんに抱き着いちゃって…」
「キャーッキスしたわ!ほっぺにキスしたわ」
「近親相姦よ!!!」
「いやーんいい」
「(なんか周りが騒がしいな…瑠々が起きちまう)」
という事があったことは、宍戸家の誰も知らない話し
~END~