テニスの王子様
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バレンタインデー…今日は、女の子にとっての一大イベント
なはずなのだけれど…
「なぁなぁ瑠々!俺チョコは、ハートがいいなぁ」
「………」
「何言ってんだ岳人!俺様がハートに決まってんだろうが!なぁ樺地!」
「ウ…ス?」
「そら違うわ。ハートを貰えるんは、俺やろ」
「激ダサ」
「ははっでも宍戸さんも欲しいと思ってますよね?譲りませんけど(黒)」
「貰うのは、俺だC~!ねっ瑠々」
「フッ下克上だ。貰うのは、俺ですよ」
言いたい放題言ってくれるこいつらは…なにをそんなに自信満々なのだろうか…いつ私があげるといったの?おバカなの?話だけどんどん進まないでよ!って言いたいので、とりあえず、大きな声を出してこのうるさいやつらを黙らせてみる
「すみませんがぁ!」
『!?』
「いつ何処で誰がチョコ作ってあんたたちにあげると?」
『すみません言ってません』
「ですよね?あーよかった言ってたら自分呪ってるわ!」
そういう瑠々は、眉間にしわを寄せ、怒りながら周りの奴らを黙らせる。怒った瑠々を止めることはできない
「それで?話は分かりました?だったら、さっさと部活に戻りなさい!」
「お、お前ら部活行くぞ」
『お、おー』
「ふぅ…まったく……なんで私がチョコなんて作ってあげなきゃいけないのよ…あんな馬鹿どもに…」
そう、頬杖をつき外を眺めながらつぶやく瑠々であった。そのころグラウンドでは、さっき怒られたやつらは、コートで準備体操をしながら話をしている
「瑠々って怒ると怖いな」
「何々跡部!ビビってるの~?」
「うっせぇぞジロー!」
「まぁまぁ落ちき、跡部」
「はぁ結局貰えないんですねチョコ…」
「あぁ。まぁそんなに落ち込むな長太郎!」
「そうですね宍戸さん!」
「鳳…立ち直り早くねぇか」
「だって仕方ないだろ日吉」
「柄じゃねぇなぁ皆!ホラもっと高く飛んでみ「うっさいわ岳人」
そして、それから何日かたち、2月14日のバレンタインデーの日を迎える。普通なら、チョコをたくさんもらい喜んでもいいはずなのだが
『はぁ~~~~』
学校中が落ち込んでいた…理由は、二つ
一つ目にこれ
「瑠々ちゃんこれ貰ってくれる?」
「ええ!いいの?ありがとう理恵ちゃん!」
「私のも貰って~」
「勿論よ!早苗ちゃん」
「あっずーるーいー!あたしのも!」
「真奈美!うん!」
瑠々はかわいいだけでなく友達も多いので、女子たちからのチョコは瑠々に持っていかれるのである
二つめの理由は、そんな瑠々にチョコを貰えない!!!!
「知らないもん!」
ということなのです!なので放課後になって、部活が始まってもこのテンションの低さは、かわらないのです
『はぁ~~~~~』
「ため息ばっかついてないで、部活やってよ!」
「あ~ん?出来る訳ねぇだろう!」
「屁理屈」
「瑠々がチョコくれたらやる気でるんやけどなぁ?」
「ふん!」
「ZZzzチョコ~瑠々~ZZzz」
「はい論外」
「先輩!今日中まででいいんでくださ「しつこい!」
「くそくそ瑠々!チョコくれよ!!!」
「うるさい!」
「瑠々先輩…俺も欲しかったです。でも貴方が居れば良い」
「……若。可愛い後輩よありがとう」
「瑠々。俺も、お前が居れば良い一日だ」
「亮ったら」
最後らへんは、若と亮のおかげで穏やかっぽく終われた……二人のおかげで、少し心が晴れた
なので
「若と亮と樺地には、はーい。チョコね!あーあと寝てるのが可愛いから慈郎にもあげちゃう」
「ちょっと待てぇ!!!!」
「そうやなんで!なんでなん!」
「くそくそ!ずりぃぞ!」
「宍戸さん……ずるいですよ(黒)」
「うーーーーるさい!若も亮も私が居ればってかわいいこと言ってくれたから!慈郎は、むろん愛いから!樺地は……………うん何となく?」
「なっ」
そんな言い争い(?)をしていたら部活の時間が終わってしまった。皆が着替え終わり帰り支度をしてとぼとぼ歩く
「はぁ疲れたぁ…今日は、解散!」
「瑠々!一緒に帰ろうぜ」
「あっ俺もいいですか?」
「亮と若だぁうん!一緒に帰ろう!」
「帰りまで取られてもうたな跡部」
「そこは、譲らねぇ!」
「あっ忘れるとこだった…お~いそこのおバカちゃんたちーちょっとこっちに来て」
『なんか言われんのか!?』
「違うし!」
そういうと皆に手を出させ、ポイポイっとてに綺麗な箱を置いていく。
宍戸達が貰ったのよりは、かなり小さいが何かの箱。中を見てみると
小さなハート型のチョコが箱びっしりに詰められていた
「……瑠々?これ」
「チョコや…」
「瑠々~!!!」
「俺感激っす!!やっぱ好きです!」
「騒がない!義理だから!!あの4人以外は、義理だから!」
『それでも良い!』
「ばっバッカじゃないのっ帰るよ!」
『はーい(おぉ)(ウス)』
実は、義理だの言ったものの全て手づくりなんて内緒!
それに大きい方も小さい方も人数分用意したことも……私とあなただけの秘密
~End~