テニスの王子様
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夏休み
8月に入り夏休み中は、部活がほとんどない瑠々は、涼しい自分の部屋でパソコンを見ていた
12時になりお腹減ったなぁと思いつつパソコンを見ている瑠々のスマホが鳴る
「国光だ…はいはい………もしもし…」
《瑠々…明日暇か?》
「急な質問だこと!暇だよ~料理研究部、昨日から休みに入りましたぁ~で?どうしたの?」
《俺達は、明日部活休みになったんだが…皆で海に行こうという話しになってな。行くか?》
手塚の言葉に、瑠々はパァアアっと明るくなる
「おぉ海!!!海行く!!!!!!かき氷!」
《わかった。でわ明日10時に駅に待ち合わせだ》
「オッケやったぁ!うっみ~うっみ~」
うきうきしながら、昼食を食べにキッチンへ向かった。そして、翌朝の事。5時になぜか起床した瑠々
「はやっ!楽しみすぎて早起きしちゃったわ…まぁいっか!女の子は準備が大変だもんねぇ~…ふあぁあくび出ちゃった…」
まず着替えようと、パジャマを脱ぎ、ブラジャーを付けたその直後、瑠々の部屋がガチャッと音を立てて開く
「瑠々姉?もう起きたの?」
「あら、直哉…直哉部活?」
「うん!吹奏楽部に休みは、ない!」
「嘘つけ…」
「いった!デコピン禁止っしょ!!」
「うるさい!何…コンクール近いの?」
「うん!てゆーかさ…良い身体してるねぇ」
着替え途中の姉の身体を嘗め回すように見る一つ年下の弟。瑠々はジト目で弟を見ると手お上に振り上げながら突っ込む
「変態か!着替えてる最中に入ってくるからぁだ…………なめ回すように見るな変態!」
「いっで!今度はチョップかよ!可愛いくせに…暴力姉貴!!!」
「っ!誰が暴力姉貴だ!」
「殴られるうう!アハハハッ」
「瑠々!直哉!静かになさい!!!」
「はーい」
「ごめんなさぁい」
「直哉のせいでお母さんに怒られたでしょ!」
「べーっだ!」
「っこんのくそ弟…あっこんな事してる場合じゃなかった!」
弟とじゃれていたせいで、着替え途中になっていた瑠々は、いそいそと支度を済ませ、キッチンに朝食を食べに降りていく。
朝食を食べ終え、身支度をはじめる。時間は9時半になり、待ち合わせ場所に向かった。ついたのは50分。周りを見渡す…瑠々以外誰も来ていない……
瑠々に、一瞬殺意が芽生えた…が考え直してみる。
「待ち合わせ場所に10分前集合厳守!!まったくもう!女の子を待たせるってどういう神経なの!?信じらんない!んー…5分…5分だけ待つ…一人も来なかったら帰る!ち」
それから5分後
「すまない待たせたか?」
「国光…待ちましたとも……女の子を待たせるなんてサイテ―だよ!10分前集合厳守!!!!」
「す、すまなかったしかしまだ他は、来てないみたいだな…(ハッ!瑠々と二人きり!)」
「ん?どうしたの国光?」
「えっ!?いやなんでもないっ!」
「そっか…」
「せんぱーい!」
「あったーけーしー!!!!後輩の分際で!!!!」
何気に良い雰囲気を醸し出していた二人だが、走って来た桃城に瑠々は、蹴りをくらわす
「ぐはぁ!!」
「まったく!他の馬鹿共は、どこだあぁあぁあああぁ!!!!!」
「まだなんスか?もう来てるものかと…」
「もう、この際三人で行っちゃう!」
「「ああ(はい)!!!」」
「そうは、いかないっスよ部長…桃先輩」
「リョーマー!!って皆いつの間に!あんたらは皆罰として、海岸往復50周だかんな(怒)」
『えぇええぇぇえぇぇ!!!!』
皆が叫んだのを無視して「…ったく」とブツブツ言いながらバス停に向かう
皆は、置いていかれないように子供のように(……いやもうこれは、金魚のフンだな!)のように瑠々の後ろについて行く
ようやく海に到着する。バスの中でも、ごたごたがあり、疲れてきている様子の瑠々だったが、海を見るなりテンションがMAX!
「きたーーーーーーー!!まずはぁ~場所取り~というかあまりいないね~」
「そのようだね(そっちの方が好都合だけどね)」
「周助?なんか……怖いさてと…あっあの岩のある所にしよう!丁度視角っぽいし!」
「?なぜ視角にいく?」
「国光わかってないなぁ!!見てよ私を!この完ぺきまでのプロポーション!人が集まってきちゃうじゃん!」
『(………確かに!?)』
「まぁ、冗談はここまでにして、本当は、あまり人が多いと、皆疲れちゃうでしょ?視角があれば私達だけってわけで!」
『!!!(何ていい子なんだ!!)』
「レッツゴー」っと皆は、岩のある方へ向かう
何と言うことでしょう!岩で囲まれた青学テニス部員&瑠々専用ビーチ!
…………みたいな感じで結構広い場所だった。
「……ナレーションがちょっと変だったけど、良い場所!よぉっし!着替えて海にGO!」
テンション爆上がりの瑠々は、着替えに向かった。皆も着替え、瑠々より先に岩場に戻ってきていた。瑠々も着替え終わったようで、皆のところに笑顔で到着する
「入ろ!海にさぁ!入ろう!「ちょっと待て」んなに!貞治!」
「準備運動をしなければ…足をつるぞ」
「うぅー…わかったよぉそんな目で見ないで!」
「(見てる理由は水着姿の瑠々なのだが…それにしても…いいデータが取れた…)」
乾がそんなことを思ってるとも知らず、皆の視線がちょっとエロくなってることも知らず、準備運動をし始める瑠々
「1・2・3・4・1・2・3・4!よし!行こう英二!」
「よっしゃー!!あの岩まで!負けにゃいぞぉー!!!」
「おっ俺達もやろうぜマムシ!」
「フン!負ける気がしねぇ!!」
「元気ッスね」
「クスクス…越前は、やらないのかい?」
「不二先輩こそ」
「ふむ…瑠々の新たな良いデータを………」
「瑠々!はしゃぎすぎるな!転ぶぞ」
「国光は、私のお母さんか!!いいからお国光もこい!!」
「!!」
そういうと瑠々は、手塚の腕をつかんで海に落とす。それを瑠々は楽しそうに見ている
「アハハッ!国光おっこったぁ!薫いこ!」
「っはい!」
ニッコリ笑顔で海堂を海に誘う
その笑顔に真っ赤に頬を染め誘いを受ける
「武!英二!薫!あっ隆!!はい…ラケット…」
「え?……燃えるぜバーニーング!!!!」
「その調子いいいいいいい!いこ!女だからって手加減しないでよね!国光合図!」
「……しょうがないな。………位置についてよーいスタート!」
手塚の合図と共に皆が、その場から泳ぎ始める
50メートルくらい向こうにある岩に向かって必死に勝利のために泳ぐ馬鹿共
………いや…瑠々達!
「……ぷはっ!やったぁ!瑠々選手一位でゴール!!!」
「けほっ…負けたにゃー!」
「けっお前と同位かよ…マムシのくせによぉ!」
「んだとコルァ」
「やんのかコルァ」
「…………喧嘩いくない!!!!」
「「す……すみませんっ(あぁー怒った顔もかわいい)」」
「もう!なんか奢って!そしたら、許してあげないこともない!」
「「はい!」」
「あっ俺が瑠々の好きなモノ買ってあげるにゃ」
「ホント!!ラブ英二」
ガバッと菊丸に抱き着く。菊丸はぬれた肌、膨らんでいる胸が自分の肌に触れ、真っ赤になる
その様子を見ていたテニス部員と抱き着かれている菊丸が思った
(もし俺(僕)が瑠々の好きなモノを買ったら)
テニス部脳内劇場〔短〕
「わぁ!私の好きな奴!よく知ってたねくれるの?」
「瑠々(先輩)の為に買ってきた」
「……大好き!ねぇ…二人っきりになれる場所行って…食べない?」
「え?」
「二人っきりがいい…だってここじゃーキスも出来ない…」
脳内劇場 完
『瑠々~~~~~!!!!』
ビクゥゥウ!
「なっなに!!っておーい!!皆!!!!えー何?急に皆走ってっちゃうなんて…一人ぼっちじゃん…しかも人の名前大声で叫んでいくし」
皆が考えてんのも知らず、ばしゃばしゃと海を上がる
誰もいなくなってしまった為、何もすることがない
スマホを取り出し動画を見る
数分後
どどどどどっ!という足音とともに皆が帰ってきた
「こらぁ!!何やってたの!!!私を一人にして!!!お腹空いたしぼっちだし!」
『さぁ瑠々(先輩)!誰が持ってるのが一番好きだ!そして誰を選ぶ!!』
「……はい?何言ってんの」
「どうなんだ瑠々!」
「えぇ!なに!?国光が壊れた!!!というより皆頭おかしくなった!?」
瑠々の突っ込みに、越前が一歩前に出て、真剣な顔で言う
「瑠々先輩!真剣に!」
「いやいや!むしろあんたらが真剣に何!?」
「クス。瑠々…ここで誰がいいか決めといた方がいいんじゃない?」
「その前にどれがいいか決めていい?つか誰って何!!」
「フシュー…瑠々先輩」
「うん。薫は、言葉が足りないね!!通じないから!!以心伝心してないから!!!」
「先輩!俺っすよね!」
「んー武…もうどうでもいいんで……その持ってる食べ物くれないかな…」
『まず誰がいいか決めてから!!!!』
「…………ブチッ」
もう腹が減ったのと一人にされた怒りが限界な瑠々の何かがキレた音がした。周りのみんなが聞こえるくらいの音だ
「いい加減にして!こっちはお腹空いてるし、一人にされて寂しかったんだよ!!気づけバカ!溶けてるし!アイスとかき氷溶けちゃってるし!!なに!?いじめなの?あからさまにいじめだよねコレ!?もおおお知らない!
帰る…皆に付き合った私がばかだった!!!!」
『!!!』
怒りが爆発した瑠々。帰ろうとするが、その前を皆がふさぐ
「とうせんぼするなぁ!!!いくつよ!!まったくもう!なんなのよ……」
「……瑠々すまなかった……お前の事が好きすぎて、前が見えなくなっていた…」
「く、国光!なっそんな事言っても許さない!」
「先輩…俺も好きっすよ」
「リョーマ…っ」
『俺(僕)も好きだよ(です!)』
「―っ!………っ…しょっしょうがないな…今回だけだから!」
『(ツンデレ萌え!)』
「とりあえず…全部………」
「え?全部食べるのかい?」
「なっなにさ秀一郎…………全員好きだから全部食べる!!」
『!!』
今年の夏は、暑くなりそうだ……違う意味で……
~END~