テニスの王子様
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「瑠々♪」
「わっ仁王!あ!そういえば昨日貸した漫画読んだ?面白いよね!ね!」
「まだ最後までは、読んでなかよせっかちじゃのぉ」
テンション高く仁王と話しているのは、仁王の親友の瑠々である。ある昼休みの時間、仁王と屋上で昨日化したという漫画の話をしている。
楽しい時間だったはずなのだが、突然仁王は不機嫌な顔になり、瑠々とじっと見つめ、問いかけ始めた
「瑠々…休み時間裏庭で、男と話ししとったじゃろ…何の話ししてた」
「ん?何急に不機嫌な声出して…というか、仁王には関係ないいでしょ?何怒ってるの?」
「………関係ない…のぉ」
瑠々の言葉に傷ついたのか、しょんぼりした様子だ。何でだろうか。よくわからないと言った顔をする瑠々は考えていた。仁王は女子に告白されても、何も言わないのに、なんで瑠々が男子と話をしていたりするだけで、すっごく不機嫌になるのだろうか
この重い空気の中、瑠々は重く口を開く
「にお「ムカつくんじゃ…」
「…………え?私!」
「違う!お前じゃなかよ…男じゃ」
「仁王…もしかして、私がモテんのに嫉妬?」
「…瑠々……げんこつをくらいたいらしいのぉ」
「ちょっ女の子に手を上げようなんてサイテー!柳生に助けてもらわなきゃ!」
こんなふざけた毎日が、続いていくと瑠々は思っていた。バカやって、男と女だけど親友だから…でも、そんな日々はこの数日後崩れるように去ることになるのだ
あれから数日がたったある日のこと。瑠々は男子に手紙で呼ばれ、向かい合わせで立っていた
「中峰さん…僕///えっと」
「うん?ゆっくりでいいよ?何か悩み事?」
女子からも、男子からもよく相談などされる瑠々は、きっとそうなのだろうと思い、聞くが、彼は首を横に振り、真直ぐと瑠々の顔を見る
「//////好きです!中峰さんが好きなんです////付き合ってください」
「あーっとんー」
彼は学校でテニス部員以外で結構人気と評判の桜澤である。告白され、ちょっと戸惑い気味の瑠々。何で告白されたのか全く分からないからである。
だが、これが引き金になってしまったのだろう。どこにいたのか仁王が瑠々と桜澤の前に現れる
「瑠々!!!」
「へ?仁王!な、何してんの!」
「わるいのぉ櫻澤…コイツは、俺のだ」
「!!!!はいぃ!な、ななななななな何言ってんのかな仁王くん!」
「やっぱり!怪しいと思ってたんだ!仁王くんには、負けられないんだ!中峰さん」
「え?ーっ!!!!!」
瑠々は急に腕を桜澤の方に引かれ、気が付いたら瑠々の唇には桜澤の唇が触れていた。
瑠々は頭が一瞬真っ白になるがすぐに我なに返る。だが、この桜澤の行動が、さらなる引き金を引き、ネジをぶっ壊したのだ
「櫻澤!!なにすんだ!瑠々…消毒しんしゃい」
「ふへっ!?んちょっハンカチでゴシゴシしないっ痛いよ!」
「しょうがねぇな」
仁王はそういうと持っていたハンカチを手から離し、その手を瑠々の頬へと置くとグイッと自分の方へ顔を近づかせる
「…んっちょっやっめ………(お父さん…お母さん…今回二度目です…しかも次は、親友の仁王にキスされています)ってこら!何してんの仁王!親友の唇をなんだと思ってんのあんた!それに、桜澤くん!君もだよ!そういうことは、付き合ってる人とするものなの!人の気持ちを考えなさい!」
「ご…ごめんなさい」
「親友の唇…俺にとっては、好きな奴の唇だな」
「へ!?あんたは何言ってんの!?救急車読んでくださーい!!!」
「なんでそうなるのかのぉ……これでも告ったんだけど、もっと先の事をしないとわからんかのぉ」
「そーゆー問題じゃない!!っとっと?待って…好きって……」
「気づくのがちょっと遅いぜよ…好きだよ瑠々」
「/////////ばっ!!!!バッカじゃないの!にっ私は親友だよ!?」
瑠々は、やばいと思った。このままここにいたら、変な風に考えてします…この関係が無くなってします!落ち着こうと。とりあえず思いついたのはこの場を去ることだった。桜澤に仁王を任せどうにかしようと、動揺が止まらない。
「ごめん仁王…今は、一人にしておいて…私に近づかないで」
「瑠々…俺を幻滅したか?親友だと思ってた奴が、お前の事が好きで……」
悲しそうな声で言う仁王に瑠々は、首を横に振る。頭の中がぐるぐるする。
〔違う…そうじゃないんだよ…よくわからない……胸のところが熱くて……ドキドキが止まらない…今は仁王の顔を見ると顔が燃えそうに熱くなる…〕
「それは、俺を好きってことだ…///」
「へ?声に…………出てた?今の、声に?」
「出てた」
瑠々は、顔が熱くなるのを感じた、手で顔を隠すけど、その手は仁王に握られ、引き寄せられる。いつの間にか仁王の胸の中にいた。仁王のドキドキとした心臓の音と、瑠々の心臓の音が同じように鳴り響いているのを感じる。
そして、瑠々は気づいたことがある。
「やばい…私……仁王の事/////」
「遅すぎるぜよ…もっと早くにその気持ちに気づきんしゃい」
「無理今気づいたばっか……ちょっいいから、ちょっと////離して////」
「無理じゃ…もう離さん」
「にお、ん………はぁ、まっだか…ら////」
「…はぁ…もう一生俺のだ」
「馬鹿///」
桜澤がいることを忘れ、仁王と何度もキスを交わす。
その日は、突然。そう…瑠々は、仁王と恋に落ちたのは、突然だった
「仁王…」
「雅治」
「/////雅治…言ってなかったけど、私…雅治の事大好きだよ」
~End~