テニスの王子様
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中峰 瑠々 中学一年生。彼女には、とても気になる相手がいる。
彼は、隣のクラスの越前 リョーマ。テニス部で、一年生なのにレギュラーなのだ。まぁ、引かれてるのはそこではないのだけど…。彼と初めて会ったのは、入学式の日。ちょっと道に迷ってしまった私を、学校まで送ってくれた。一目ぼれである。あれから数ヶ月経ったけど、まだ声をかけられない
「今日も見に行くの?」
「え?うん…私ストーカーになりかけてる?」
「まだ平気(笑)テニス部員見に来るのなんか瑠々だけじゃないよ」
幼稚園からの親友である真緒は苦笑いをしながら言う。瑠々は少しホッとしたような顔をした
「そう…だよね……」
「でも、まさか女子テニス部に入るとは思わなかったけど…でも、あんたは運動神経いいもんね」
「そんな事!」
「先輩たち褒めてたよ?初めてとは思えないて」
「でも一年はほぼ玉拾いだからね~」
「だねぇだから、あいつはすごいと思うよ」
「だよね!かっこいいし…」
「かっこいいか?あっまーたあの子だ」
「ホントだ……」
いつも、リョーマの周りをうろついている二人がいた。一人は同じ部活に入っている竜崎 桜乃ちゃん。もう一人は桜乃ちゃんの友達、小坂田 朋香ちゃん。あの二人は積極的に話しかける…私にはあんなことは無理と瑠々は思う
「さて!部活に行きますか!そして遠目からあんたの王子様を見るとしますか」
「うるさいなぁ…いいんだよ見るだけでも…私は幸せ」
「ん~なんていじらしくてかわいいのかしら!ん~チューした――い」
「やだよぉ(笑)」
二人ははしゃぎながら、部室へ向かった
「あっせんぱーい助けてください!真緒がいじめてくるんです!」
「ぐへっへ~覚悟するがいい」
「コレ!真緒!私たちの可愛い瑠々をいじめるんじゃない!」
「なっ!私の可愛い瑠々ですぅううかえしてええ」
「やーだよー」
先輩も加え、じゃれあっていると、部長が入ってくる
「こらーいつまでじゃれてるー!私の瑠々を開放して、準備しなさい」
『部長まで!』
「ふふっ真緒!準備しちゃお!」
「うん!」
準備を済ませ部活が始まる。一年はそれぞれ素振りなどをしている。瑠々は素振りをしながらリョーマたちのいるコートをのぞき込む。隣で一緒に素振りをしている真緒がそれに気づき話しかけてくる
「どう?今日のお王子様ぁ」
「ちょっ大きな声で言わないでよ!今日も素敵です…」
「素直(笑)そっかぁ今日も素敵ですかぁごちそうさまで~す」
「もぅ…からかわないでって…」
「一ねーん!打ち合いはじめてー」
『はい!』
部長の指示で、一年たちは打ち合いを始める。真緒と玉打ちをしていると、わざと遠くへボールを打たれる
「フェンスの向こうって…野球じゃないんだから…」
「てへとってきて」
「むかつくなぁその星マーク…(笑)」
部長に、説明し、ボールを取りに向かう。
「どこまで打ち上げたの?野球選手かあいつは…」
「探し物?」
「へ?」
声がする方を向くと、そこにはリョーマが立っていた
「あっ越前…くん…」
「何探しれんの?」
「あっえっとテニスボール…友達が野球選手並みに飛ばしちゃって」
「ふ~ん。大切なの?」
「え?」
「いや、だって、飛ばしても、新しいの使えばいいのにって」
「うん…ちょっと……」
「なんか印とかあるの?」
「うん!星マークに羽が生えてる」
「わかった」
リョーマの言葉に一瞬言葉を失う
「え?探してくれるの?」
「だって、大切なものなんでしょ?」
「ありがとう」
二人でボールを探し始める。なかなか見つからないボール。なんでこんなになってまで探すのかと言うと、瑠々がテニス部に入り、初めて買ったラケットとボールで、公園で練習していると、ひとつのボールが道路に出る。それを拾って、瑠々のもとへ返してくれたのがリョーマだ。
「君の友達って野球選手の方が向いてるかもね」
「へ?ふふっそうかも…(こんなにいっぱい話したの初めて…うれしいよぉお//////)」
「あっこれじゃない?」
「あっそれ!ありがとう!もう真緒と打ち合いするときはこれ使わない……」
「そうした方がいい」
「本当にありがとう」
「いいよ、じゃ」
リョーマはそれだけ言うと部活に戻っていく。その姿を、さっき拾ってもらったボールを握りしめながら見送る
「おっかえりーー」
「おっかえりーじゃないよ!どこまで飛ばしてるのさ!そしていつの間にか桜乃ちゃんと打って楽しんでるし!!!」
「あの、ごめん!」
「いいの!桜乃ちゃんは全く悪くないよ!悪いのは野球選手並みにボールを打ち上げた真緒だああああ」
「きゃーお殿様おやめくださああい」
「もう!あんなのほっといて…桜乃ちゃん一緒に打とう!!」
「うん!」
桜乃と打ち合いをし、部活の時間が過ぎていく。終わりの時間が来て皆がそれぞれ帰っていく
「真緒ごめん!今日私買い物して帰らないと」
「おぅ!なに?今日は1人なの?つか1人で平気?」
「うん!今日親もお兄ちゃんも帰り遅いから…とりあえず夕飯は作っとかないと」
「いい嫁だ…私の嫁に欲しい!」
「ふふっでしょ?じゃぁ暗くなる前に行くね!」
「うん!気を付けてよ!」
瑠々は、じゃーねと言い残し走ってスーパーに向かった。スーパー内で、夕飯の買い物をし始める。ついでにお菓子作りの材料も買う。すると、後ろから声をかけられる
「中峰?」
「え?あっ越前くん!」
「こんな時間に何してるの?」
「夕飯の買い物と…お菓子作りの材料を買いに。越前君は?」
「親父がこのリストの買って来いって…」
「そうなんだ!大変だね」
そういう瑠々をリョーマは見つめて言う
「こんな時間に女の子が一人で買い物なんて危ないだろ」
「え?大丈夫だよ!これ買ったらもう帰るだけだし、ここから近いもん」
「んじゃ…送ってく」
リョーマのその一言に瑠々は驚いた顔をしたが、すぐにパッと明るい顔を見せる
「優しいね!ありがとう」
「いや…別に…かまわない」
「レジに並ばないと!」
「あぁ。」
二人はレジに並び会計を済ませた。リョーマは重い荷物を持ち二人でスーパーと出る
「ごめんね手伝わせちゃって」
「こんなに一人で持つつもりだったの」
「え?うん買い物のときは毎回こんな感じだから」
「親は?」
「今日は残業で遅くなるっていってた」
「きょうだいとかいないの」
「お兄ちゃんがいるけど、今日はバイトだから帰りは21時くらいかな?」
「…………その荷物置いたらうちに来れば?」
リョーマの突然のお呼ばれに、少し戸惑う瑠々
「え?でもっあの/////」
「嫌なら、断ってもかまわない」
「そんなことない!うれしい!そんな風に言ってくれる人いないし」
「そうなの?それで、来るの?」
「いかさせていただきます!」
瑠々のその反応に、リョーマは少し笑いながら言う
「そう。わかった」
二人は瑠々の家に向かい、荷物を置いてリョーマの家へと向かう。家に着くと綺麗なお姉さんが出迎えてくれた
「初めまして、奈々子です」
「あっ初めまして!中峰 瑠々です!」
「あら可愛い!リョーマさんの彼女さん?」
「え!?」
「なあああああああああにいいいいいいいいいいい!!!」
奈々子の言葉に家の奥から、大きな声で男の人が走って近寄ってくる
「彼女だと!!!!おおおお可愛い!!初めまして、リョーマの父の南次郎です」
「え?あのっ中峰 瑠々です…あのっでも私彼女じゃn「さぁ!上がってくれたまえ!」
「何はしゃいでるの…気持ちが悪い…さ、上がって」
「あのっはい…」
彼女という言葉を否定しないリョーマ。上がるように言われ、何も言えずに、家に上がると、そこには夕食が準備されていた
「瑠々ちゃんはリョーマさんの隣ね」
「へ//////」
「ここ」
「じゃぁー俺はーここー」
「親父ジャマ」
瑠々が座ったリョーマの反対側に南次郎が座ると、リョーマがジャマと言いながら、蹴っ飛ばす
「リョーマたんひどい」
「マジでキモイから…瑠々、食べよう」
「へ?っはい//////(瑠々って…瑠々って呼ばれた///////)」
「お口に合うといいんだけど」
「いえ!おいしいです…とっても」
ニッコリと笑顔で言う。食事をして、食器洗いを奈々子と一緒にしている瑠々
「瑠々ちゃんは、リョーマさんが好きなのね」
「え?あのっ」
「ふふっわかるわ本当に好きなんだって」
「はい…」
顔を赤らめながら言う瑠々に、奈々子は笑顔でそう。と答えた。そして、洗い物を終わらせて、リョーマは瑠々を家まで送っていく
「夕飯までごちそうになって、送らせてごめんね」
「かまわない」
「…………えっと…聞いていい?」
「ん?」
さっき、リョーマが否定しなかったことを、瑠々は勇気を振り絞って聞いてみることにした
「さっき、彼女って聞かれたとき、越前君は否定しなかったのは…なんで?」
「……気づくかと思った」
「え?」
「瑠々が好きだから」
突然のことで何が起きたのかわかっていない様子の瑠々
「あのっえっと////それはっ」
「こんな直球に言ってるのにわからないの?」
「いいえ!私も大好きです!」
「へぇー大好きなんだ」
「///////」
「これで、ちゃんとした彼女」
「うん//////嬉しい////でも、いつから?」
瑠々の問いかけにリョーマは少し間をおいて答える
「……ボールを拾った日から」
「今日の?」
「違う。5月ごろ、公園で練習してたのをずっと見てた。そして、転がってきたボールを拾った。あの時から」
「じゃぁ私の方が長いな」
「え?」
「私は入学式の日、迷ったのを助けてもらってから…ずっと思ってた」
「/////////」
微笑む瑠々にリョーマは頬を染めたそして一歩瑠々に近づくと軽くなれない様子でキスをする
「大好きですリョーマ」
「俺も好き瑠々」
二人の恋愛はこれから。皆で見守っていくことにしましょう
~END~