テニスの王子様
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氷帝学園校門前
私はある人を待っています
「あっれ?瑠々?」
「あっみきちゃん!」
「先帰ったかと思ったのに~なんだ~?誰待ちだぁ~?」
にやにやしながら、みきは瑠々に言う。その質問に、瑠々は真っ赤な顔をしながら、もーとみきの肩をたたきながら返す。
「わかってるくせに聞かないの!からかわないでよ」
「ふっふっふーいいないいなー彼氏ーでも年下でしょ?なんか不憫とかないの?」
「不憫ってなんだーwんー特にはないかなぁーなんでー?」
「いやほら、二個下って中学生でしょ?言わば子供でしょ!?」
ズバッと私に指をさしながら言う。みきちゃんに、私は少し考えてみた
「んー…」
「瑠々さん!」
「あっちょた~!」
「やっばっ!じゃぁーお疲れー…明日は朝練なしだからねー」
噂をしていると、瑠々の彼氏である鳳 長太郎がきた。
その声に気づいたみきは、途端やばいといったような顔をして去って行った。
「わかってるよ~!お疲れー」
「…………あの…」
「ん?帰ろ?」
「俺…子供ですか?」
「!?ちょた…聞いてたの?」
しょぼんとしながら長太郎は頷く。そんな自分の彼氏に、瑠々は、ん~と自分のあごに手を当てながら答えた。
「ん~そうだね…」
「!!瑠々さん…」
「でもさ!私も子供だよ?」
「え?」
すっと長太郎の手をとってにこっと笑う
長太郎は、目を丸くしたまま瑠々を見つめている
「だって、私もまだまだ高校1年だもんwちょたと2歳しか変わらないんだよ?おばちゃんにする気?」
「い、いえ!そんな!瑠々さんは、すっごくかわいいし!やさしいし、おばさんなんかじゃ!」
「ふふ。ちょた~」
ぎゅーっと長太郎の腕に抱きつく
瑠々には、長太郎の顔は見えないけど、多分真っ赤な顔して焦ってるとニッコリ笑顔で思っていたその時、後ろから声が聞こえた
「ひゅー長太郎~やる~」
「!!み!皆さん!!」
「?あぁ~ちょたがいつもお世話になってます」
『………長太郎ちょっとこい』
「え?え?」
「もってかれたー…」
長太郎を同じ部活の子達に持っていかれ、向こう側で何かごちゃごちゃやっている。少しぷくっと頬を膨らませながら、長太郎の方を見つめていた
「なぁなぁ!何あの人!チョーーーかわいいじゃん!くそくそっ長太郎!」
「何や・・・年上の人捕まえたんか?しかもあんなかわいい・・・」
「っ!?ちょっと忍足さん!あまりじろじろ見ないでください!」
「なんやねん・・・えぇやないか。減るもんちゃうんやし。いい足しとるなぁ~」
「あ~ん?ヘンタイかよ。忍足」
「何なんですか皆さん!やめてくださいよ!」
「ウッス。すみま・・・せん。」
樺地が、突然割り込んできて、瑠々の方に指を刺した。そう、その先ではジローが瑠々に抱きついていた。
「ん~いいにおいするC~」
「ちょっ君・・・」
「!?ジロー先ぱ「ねぇねぇ俺とどっかいこー?」
「なっ!」
「ええやんみんなでどっかいこうや!」
「本当は、俺様と2人きりで行きたいんだが」
テニス部員みんながみんな瑠々にたかり始めた
それを見た長太郎はどうしていいかわからず、おろおろしている。
「うーもー!ちょっとどいて!」
『!?(怒ったけどかわいい!!!)』
「瑠々…さ…ん」
「いい?君たち。よーく聞いて!」
くいっと長太郎の腕を抱き寄せぎゅーっと抱きつきながら瑠々は言う。
「私が一番好きなのは、一緒にいたいのはちょたなの!君たちの入る隙なんてありません!」
「!!瑠々さん!!」
瑠々の言葉に、長太郎はびっくりいた顔をして見つめ続ける。
瑠々の頬は少しピンク色に染まりながらテニス部員をにらみつける。そんな彼女の姿を見た長太郎は、ぎゅっと抱きしめ返した
「瑠々さん…」
「ちょ…ちょた////え?あの/////」
『!!!!』
「ふふっ///ちょたったら、恥ずかしいよ///」
「わわっ!す!すみません!////」
「いいよ?」
「え?」
「私はもっとこうしてたいな[#mi=8#]」
「///////////」
そんな2人を見ていたテニス部員は、はぁーっとため息をつき何も言わずにとぼとぼ帰っていた。
そんな事とは知らず、2人は校門前でいちゃいちゃしている。
「ちょた/////」
「瑠々さん//////」
「そろそろ…行く?」
「あっは、はい//////」
手を握り締め歩き始める
瑠々はあっ!と思い出したかのように前の方に走って行き、長太郎のほうへと振り返った。
「瑠々……さん?」
「ちょーたろー」
「!!なま…え…」
「だーーーーーーーーーいすきぃーーーーーー!!!」
「!!瑠々さん//////あの!」
「んー?」
「俺も!俺も瑠々さんが、大好きです!!!」
「///へへ///ちょたーーーーー」
「瑠々さん//////僕以外の人についていっちゃダメですよ」
「ふふっついていかないよ!!これからもずーーーーっとよろしくお願いします」
年下の君へ
年下だけど、少し大人な君が…いや…背伸びをしている君がかわいくて
頼もしくて、やさしくて…これからもずっと一緒に君といるよ!
~完~
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