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二人の時間が流れる屋上で、雪男は瑠々の名前をそっと呼んだ。
「瑠々」
雪男は月明かりの下で、静かに瑠々の手をとった。
「兄さんみたいに派手じゃないし、上手に気持ちも伝えられない。でも……君を守りたい気持ちは、誰にも負けない」
その真剣な眼差しに、瑠々の胸がぎゅっと締め付けられる。
「雪男……私、あなたに守られてばかりじゃなくて、支えになりたいの。だから……一緒に歩いていきたい」
雪男の瞳が揺れる。
「……僕を、選んでくれるの?」
「うん。雪男がいい」
次の瞬間、彼は瑠々を強く抱きしめた。
「……ありがとう。もう絶対に離さない」
そっと触れられた唇は、驚くほど優しくて甘い。
瑠々は涙をこぼし、でも幸せそうに笑った。
「……ずっと傍にいるね」
「ええ。君だけを、守り続けるよ」
冷たい夜風の中、二人は永遠を誓うように唇を重ねた――。
~END~
