BLEACH
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尸魂界、瑠々は裏一番隊唯一の隊員だ。
そんな瑠々には大好きな彼氏がいる。それは十番隊隊長である日番谷冬獅郎である。そんな彼は今、現世に出ている
「ちょっと元柳斎!冬獅郎行っちゃったの!」
「瑠々か…今現世にほろ「行ったかどうか聞いてるの!」
荒々しく瑠々は言う。その目には涙が浮かんでいた
「……すまぬ…いうのが遅くなった」
「むー……私も行きたい」
「…そうじゃな……今向こうは大変じゃ…おぬしも手伝ってまいれ」
「!いいの?元柳斎怒ると思った…」
「いつも怒っておるわけじゃない…行くんじゃろ?」
「行く!!!」
瑠々はパッと支度を済ませると、現世に向かった。元柳斎は瑠々の為に部屋を用意してくれていたみたいだ。
「ほほう…いい眺め……って早く見つけなきゃ!」
荷物を置き、義骸に入った瑠々は冬獅郎をさがしに出かけた。しばらく霊圧をさがすと、乱菊を先に発見する
「乱菊だぁ!」
「瑠々!」
「やっと知り合いに出会えた」
「あんた…つか目立ちすぎ……」
「へ?」
周りを見渡すと、男どもが瑠々にくぎ付けになっている。だが、瑠々は何に目立っているのか気づいていない
「乱菊がきれいだからじゃない?」
「っ/////可愛いなぁもう!」
「へへぇ~乱菊好き~」
「隊長に聞かせてやりたいってあんたそのかばんパンパンじゃない!」
「あーなんか、歩くたびに名刺配られちゃって……」
歩きながら人気のないところまで来た二人。鞄のふくらみに気づいた乱菊が指をさしながら言うと、瑠々は、少し困った顔をしながらバックから取り出したのは名刺の束だった。モデル、芸能系がたくさん出てきた。それを見た乱菊は、ぼっと名刺の束を燃やし尽くした
「瑠々は私たちのアイドルなのよ!」
「ふふっ面白いんだぁ!あっ冬獅郎は?」
「あ…あぁ…隊長は~」
乱菊の目線の先には、冬獅郎と黒髪の女の子が話しているのが目に入る。瑠々は少しムッとした顔をした
「……乱菊……しばらく遠くから監視させて…冬獅郎には言わないでね…霊圧消しとくから」
「…わっわかった……」
それから、瑠々は冬獅郎の監視を開始した。どうやら女の子にサッカーに誘われていたらしい。それからちょくちょく彼女の事を気にしだした冬獅郎に、瑠々は我慢の限界に近づいていた。
「なんだかんだであの子の事気にしてるじゃん…と言うか…あの子……一護に似てる気がする…けど……ちょっと調べるか」
サッカーに混じった冬獅郎を見た後、瑠々は女の子について調べた。どうやら本当に一護の妹らしい。そして、一護は修行をしにどこかにいるらしいという事をつかんだ。しばらくたった時に、冬獅郎のいる方向から、虚の気配を感じる。急いでそこまで駆けつけた時にはもう、戦いは終わっていた。そして、なぜか聞こえてきたのは冬獅郎の俺は小学生じゃねぇというセリフだった。瑠々は気づかれないようにその場で笑い転げた。それからしばらくたち、いまだに冬獅郎の前に出られないでいる瑠々。
「はぁ……そろそろヤバいよね…冬獅郎充電が無くなってきた……」
充電切れギリギリになってきた瑠々は、その場で倒れこむ。そして、外に走り出した。冬獅郎の霊圧を求めて走り続けた。そして、見つけた時にはまた、サッカー少年たち&一護の妹に囲まれている姿を発見する。
「…こっちは我慢の限界だっていうのに…」
少し楽しそうな冬獅郎の顔を見た瑠々は、一気に自分の霊圧をあげる。すると、ばっと瑠々の方に冬獅郎が気付く。だが気づいたのは冬獅郎だけではなく、一護の妹もだった
「瑠々…?」
「どうしたんだよ~冬獅郎君!」
「…あんたの知り合いか?…」
「じゃぁな」
「ええ!なんでいっちゃうの!サッカーしようぜ!」
「まってくれよ~」
「……」
冬獅郎は瑠々の方へ走っていき、瑠々の手を引き人気のない方へ二人で走っていった
「お姉さんかな?」
「似てなかったぞ?」
「親戚のお姉さん!」
「お前らな…」
「ついて行ってみようぜ!」
「おい!遊び半分で!」
小学生共が付いてきてるとも知らず、人気もない路地に瑠々達は入っていく
「お前なんでここにいんだよ」
「充電切れだから…」
「はぁ?」
「ズルイ……わたしばっかり我慢してて…女の子と仲良くして…」
「…お前…」
しゅんとした顔をする瑠々に、冬獅郎はぞくっと身体を震わせる。瑠々の頬に手を添えると、自分の顔を一気に近づける
「バカ野郎…俺もだよ」
「ん……と…しろ…」
「瑠々…」
「だれか…きちゃう……」
「俺も我慢したって言ったろ?…受電切れだ…」
「なにその顔……ん…反則…」
二人は深くキスをする。するりと冬獅郎の手は瑠々のスカートの中に入ってくる
「誰か来たらどうするのっ…」
「見せつけてやる…」
「………もう…こういう時…変態になるんだから……」
「つーか…焼いたのか?」
「へっ?」
「ヤキモチ…」
「っ//////冬獅郎のバカっ!変態!元柳斎にチクってやる!」
「どうなんだよ」
「~~~っ焼いたよ!ずるいもん!あの子たちばっかり!私もっん…(嫉妬して、私こんなに素直になれるんだな…悪くない…)」
「可愛いじゃん(嫉妬されるのも悪くないな…)」
そういうと、ググっと瑠々に身体を引っ付けて深いキスを続ける。さっきよりも、冬獅郎の体温を感じ、身体が熱くなってくる。はぁと息を整えた時だった、バタバタっと物が落ち、ハッとそっちを振り向くと、さっきの小学生たちが真っ赤な顔をしながらこっちを見ていた
「えっちょっ!とうしろっ離れてっ」
「なんでだ」
「小学生の前だからだよ!」
「知るか…覗いてるやつらが悪い」
「ッ/////」
少し離れた身体がまた瑠々にくっつく。恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして瑠々は怒っているようだ
「もう!ダメったらダメっ/////」
「はぁ……最初から見てたんだろ?」
「え?」
「あっいや…そのっ///////」
「たまたまっ/////」
「そう!たまたま/////」
「見続けてしまいましたっ!//////」
「ばかっ!正直か!」
「みつづ…っ!/////待って冬獅郎気づいてたの!?」
驚きが隠せない瑠々に、冬獅郎は意地が悪そうに笑い言う
「後をつけてたことも気づいてたし、そいつらに見せつける為にこの路地に走ったし…」
「っ!もう!信じられないバカ!」
「あ?むかついたんだよ…お姉さんだのなんだの言われて……」
「?」
「聞こえてたのかよ…」
「マジか…」
「だからって…まぁついてきた僕たちも悪いかもしれないけど…」
「憶測でモノを言うからこうなるんだよ」
「黒崎だってついてきてるじゃないか!」
「……瑠々」
「ん?」
小学生たちのやり取りを見た冬獅郎は、瑠々の方を振り向くと、顔を近づける
「お前は俺の何だ。姉か?親戚か?義姉か?」
「//////////彼女……」
「声がちいせぇよ」
「彼女だよ!」
「だってよ」
そういうと、瑠々の顔を抱きしめニヤリとにやつくと、小学生たちの方を見た。
「「「「/////////」」」」」
「………」
「ほら行くぞ瑠々」
「え?あっいいの?」
「大丈夫だろう…ところで、お前どこに寝泊まりしてんだ?」
「あぁ…元柳斎が部屋用意してくれてるんだ!」
「連れてけ」
そういわれ、瑠々は嬉しそうにうなずいた。二人は瑠々のマンションに向かう。
「ここを…借りてるのか?」
「うん!」
「ずるいな…」
「え?」
「いや…まぁいいか…そんなことよりも…続き…しようぜ」
「ぇっあ…‥‥/////」
瑠々より少し小さいが、ひょいっと瑠々を持ち上げ、寝室に消えていく。その日、たっぷりと冬獅郎充電を果たした。次の朝
「ん……瑠々?」
「あっおはよう!朝ごはん食べるでしょ?できてるよ!」
「………こんな朝も悪くないな…」
「ん?」
「ずっとこういう朝も悪くねぇよ」
「///////////あぁもう…//////それじゃぁ…一緒に暮らす?」
「っ………」
寝起きの冬獅郎の隣に座り、瑠々はつぶやいた。一瞬ひるんだが、瑠々の真っ赤な顔を見て、冬獅郎は自分の方へ瑠々を引き寄せた
「そうするか」
「へ?ほんと!?」
「あぁ…ずっとお前のそばでお前を見てたいんだ…」
「ふふっうれしい……大好きよ冬獅郎」
「あぁ俺も好きだ」
二人はキスを交わすと、にっこりとほほ笑んだ。
嫉妬は幸せへの一歩だったようだ。
~END~
おまけ
「あっ冬獅郎だ」
「なに!」
「あいつ大人だったな…」
「エロかったな…」
「あ…にやけながらこっち見てるぞ…」
「「「「いやらしいやつ!」」」」
「…幸せそうじゃん」
「どうしたの?」
「いや…ガキどもが見てた」
「まーたそんな言い方して!」
「だがあいつらには感謝してんだよ…色々な」
「何それ…また変な事考えてた?」
「バーカ…お前に対してはいつも変な事考えてるさ」
「///////////」