学園ヘブン
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中島英明、彼は鬼畜だし、どか付くほどのSだ。そんな彼だが、気になる相手ができたようだ
「……」
「ヒデ~もう疲れちまったよぉ…って、ん?外なんて眺めてどうした?」
外を眺める彼に、生徒会長である丹羽哲也は、一緒になって外を眺める。そこにはこの学校唯一の女生徒である瑠々がそこにいた。今日の彼女は眼鏡をかけ、本を外で読んでいた。そんな彼女に、テニス部部長である成瀬が気付き笑顔で近づいてくる
「あれ?ハニー!ハニーじゃないか!こんなところでって‥‥ぁ/////なんて可憐なんだ…なぜメガネなんか?」
「あっ由紀彦さん!本読みたかったんですけど、日光が強くてUVカットメガネかけてます」
「そうなんだぁ~そんな姿も可愛ね」
「えっ」
次の瞬間、成瀬が瑠々にとびかかり、キスしようとする。
だが、どこからともなく何かが吹っ飛んできた
「わぁ!」
「きゃっ」
「大丈夫かい!ハニー!」
「はっはい…それにしてもどこから……あっ」
瑠々はふと上の方を見ると、中島が眉間にしわを寄せながらこちらを睨みつけているのが見えた。そして、察する。あの人だと
「英明!危ないですよ!」
「ふん。悪い虫が飛んでたからな」
「なっそれって僕の事!?」
「まぁまぁ…」
「瑠々、今日は書類整理手伝う約束だったが、忘れるなよ」
「忘れないもん!」
そんなやり取りをしていると、チャイムが鳴り響く。瑠々は成瀬の腕から逃げるように、教室へ急いで走った。放課後、瑠々は生徒会室にいた
「哲也……またこれ…」
「いやっ違うんだ!そのぉ~さぼっていたわけではなくて…」
「……哲也がしっかりやらないから、私が手伝う羽目になるんだからね!」
「わりぃ」
「瑠々、その辺にしてやれ…これをやってくれ」
「英明は?」
「俺はこれだ」
瑠々に渡した書類の三倍はある量に指をさす。瑠々は、すごい顔をして哲也を見る。哲也は瑠々の顔を見ないように書類に目をやり整理し始めた
「はぁ……こんなことしてる場合じゃない…ここのコンセント借りるね!」
「ああ」
瑠々は自分の鞄からPCを取り出すと、書類の整理に入った。しばらくして、哲也が大きな声をあげる
「だああああああああ!無理だ!無理だよムリ!」
「‥‥丹羽…いいから手を進めろ」
「だってよぉ!終わりっこないぜこれ!」
「………てっちゃん…」
「」
「と言うか、哲也が毎日ちゃんとやってればこんなことになってないんじゃない?」
「ギクッ」
「ふっ…さすが瑠々だな…」
グサッと刺さるひと言に、哲也は何も言わずに書類に向かい始めた。瑠々は誰の顔を見ずにずっとPCとにらめっこしている。それから数十分が立った時、瑠々は立ち上がり、USBを英明の前に出した
「終わったよ」
「…さすがだ」
「そっちは?」
「もう少しだ」
「哲也は?って……寝てるし!」
「……お仕置きが必要だな…」
「何それ…エロっ」
瑠々の言葉に中島は、ちらりと瑠々の方を見ると、はぁっとため息を一つつく
「お前……」
「?」
「そういうのは―――…」
そういって立ち上がり瑠々を壁へとじりじり追いやる。行き場がなくなった瑠々は焦ることもなく中島の目を見つめる。
「好きなやつにするもんだろ?」
「…それってつまり?」
「お前だよ」
「もっと可愛く言ってよ」
「俺が可愛く言って誰が喜ぶんだ?」
「私だね」
「……メガネ…」
「?あぁ…これ?」
スッと自分の眼鏡を取ろうとする手を、中島はそっと止めそのまま手を握る
「似合うじゃないか」
「そう?」
「あぁ…そそるな」
「言い方……でもうれしいからいいや」
「うれしいのか?」
「うん」
「可愛いな」
「ん」
瑠々の髪の毛をかき上げるとキスをした。瑠々は目を閉じそれを受け入れた。中島の手が瑠々の腰に回ると、さっきより深くキスをする
「ふ…ん……ぁ…」
「はぁ…眼鏡姿もいいな」
「ん……じゃぁここに来るときしてこようかな」
「誘ってるのか?」
「…いえ…誘ってはいません…先輩それよりも仕事終わらせないといけないと思います」
「………丹羽が起きたらやらせる…こっちにこい」
「っ哲也っ起きてっ!ふっんー!」
騒ぐ口をふさぎ、別室に連れていかれた。数十分後、丹羽が目覚めると、その部屋には自分以外いなかった。ポカンとした顔をするとこれはチャンスと言わんばかりにその場から逃げていった。翌朝、げっそりとした顔の瑠々と新生児かのような顔をした中島が、生徒会室で丹羽を待っていた。
「ここに来ないんじゃない?」
「……二人っきりの時間ってことか?」
「いい加減にしてください…//////」
「ふっそそる顔をする」
「っ/////あっいた!哲也!」
真っ赤な顔を背け窓の方を向くと、その下の芝生には、寝っ転がっている丹羽の姿を見つけた。思わず声をあげると、丹羽がこっちに気づく
「やべっ」
「丹羽!いいのか?逃げて」
「あ?」
その言葉に生徒会室の方を向くと、中島は瑠々を後ろから抱き寄せ、ニヤリと笑った。それを見た丹羽は叫んだ
「おい!ヒデ!てめっ」
「早く来ないと…ちゅっ」
「きゃっ////」
瑠々の首にキスをする。それを見た丹羽は、すごい勢いで生徒会室の方に走ってくる
「なに!?////」
「これがあいつを呼ぶのに手っ取り早い…けど…さっきの顔は俺以外に見せるの禁止だ…わかったな」
「…うん…」
「…俺がどれほどお前に惹かれているかわかってるか?」
「わからない…そんな態度じゃ」
「今夜もその身体に教えてやる」
「…いえ、すごくわかるので、お手柔らかにお願いしたいです/////」
「ふっ…お手柔らかだったらいいんだな」
「///////好きだから///」
「いい顔だ」
ちゅっと音を立てながらキスをすると、そのタイミングで丹羽が生徒会室に入ってきて、瑠々を中島から引き離した。だが、次の瞬間今までにないくらいの形相で睨みつけ垂れた丹羽は瑠々を自分から少し話した。そして、中島の説教を受け、放課後みっちりと仕事をやらされた。それから瑠々は、中島に構ってほしいときは、眼鏡をかけながら目の前に立つようになったという。
~END~