BLEACH
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
瑠々。彼女は元柳斎の下で仕事をしている。実際は、元柳斎よりも力がある。護廷十三隊の裏で働くたった一人の人物。仕事はきっちりやるが、すぐに終わってしまうくらい優秀で、いつも暇を持て余している
「元柳斎……暇」
「またそのようなところで‥‥」
「ねぇ、現世に行ってきてもいい?」
「ダメじゃ」
「ケチだ!ケチじじ!」
「……まったく…」
「ん?…あ!」
「?瑠々!どこに行くんじゃ!」
何かを見つけ、瑠々は、その何かに向かって姿を消した。
「隊長~もうなにもできませんよぉ~お茶にしましょ!」
「……おい松本…お前さっきからどんだけ休憩すれば気が済むんだお前は……」
「だって!疲れたんですもん!」
「おっじゃまっしまぁす!」
「っ!瑠々!」
「あら!来たの?」
「うん!窓から冬獅郎見えたから」
「……仕事してるからまた今度な」
「え!なんで!つまんない!ねぇーとおしろおおお!」
後ろから抱きしめられ、冬獅郎はピクリと肩を震わせた。それを見逃さなかった乱菊はニヤリと微笑むと嫌な感じで言ってきた
「照れてるんですかぁ?」
「ばっ!べっべつに照れてねぇよ!」
「照れないんだ…乱菊さんには頬染めるくせに…」
「?なんか言ったか?」
「言ってないもん!冬獅郎のバカ!」
そう言い残すと、瑠々は部屋から飛び出した。バカと言われ、ぽかんと口を開けたまま身動き取れない冬獅郎に、乱菊は哀れな人を見る目をした
「隊長……それはないです…」
「は?俺は何も悪くねぇ!チっ」
そういうと、残っている書類に目を通し始めるが、さっきの瑠々の顔が頭から離れないでいる。乱菊はクスクスっと笑うと、自分の分の書類をかたずけ始めた。その頃瑠々は、廊下をとぼとぼ歩いていた
「何だよ…冬獅郎のバカ…知らないんだから……」
「あれ?瑠々さんじゃないっすか?」
「…‥どうした…瑠々」
「あっ白夜!ムムム―」
「?」
「何か怒ってますね……」
かと思ったら、白夜に抱き着いた
「慰めて…頭なでて!」
「…」
「っなっ!いいっすよ!俺がやりますよ!」
「恋次………‥」
「っ!」
うらやましくて、俺がなでると名乗り出た恋次に、白夜は冷たい目で睨みつけた。そして、瑠々の頭をやさしくなでる
「んー…白夜…暇?」
「…いや…これから執務がある」
「そっか…恋次は?」
「あぁ!俺暇っスーーー…いえ…俺も隊長を手伝わなければならないので!」
「…わかったよ…じゃぁ行くね」
とぼとぼとまた瑠々は歩き出した。それを見送りながら白夜は、執務なんて後でやればどうにかなるんじゃないかと考えたが、逆にそれだと、瑠々に怒られると思い、口を紡いだ。恋次は何もないのに、白夜の睨みでつきあうことができず、肩をがっくり落とした。
しばらく歩くと、鈴の音が聞こえてくる
「剣八だ!」
「あ?」
「あっ瑠々だ!」
「やちるだぁ!かわいいねぇ今日も」
「へへ~」
「何だお前…落ち込みながら歩いて」
「…みんな暇じゃないっていうんだ…剣八は暇だよね?」
「暇だが…戦いてぇのか?」
「……やっぱり剣八と遊ぶのやめた…戦いたいんじゃないもん…遊びたいんだもん!ばぁか!剣八の鈴鳴らし変態男!」
「なっ!」
「あはは!すごい言われようだねけんちゃん!」
「なんだよ鈴鳴らし変態男って!」
凄い速さでその場から消えた瑠々に、わけのわからないあだ名をつけられ、唖然とする剣八をその場に置き、瑠々はまた違う場所でとぼとぼ歩きだした。
「あれ…瑠々さん?」
「イヅル…」
「っ//////どうしたんですか?」
「みんな遊んでくれない…」
「…また仕事早く終わってしまったんですか?」
「ん……」
「…あの、僕でよかったら一緒に遊びますか?」
「いいの!?」
「はい!僕の仕事は終わったので、何しますか?」
「えっとねぇ!」
やっと見つけた遊び相手に、瑠々は嬉しそうに一緒に遊んだ。だいぶ時間がたち、冬獅郎も、仕事をようやく終えた
「…はぁ…ようやく終わったか……おい松本」
「隊長!私ちょっとお買い物あるんで、お先に失礼しますねぇ~」
「あっおい!」
すたこらと、乱菊はその場から走り去った。ため息をつきその背中を見送ると、朝の瑠々の様子を思い出す。気になり、その姿をさがすために廊下を歩いた。すれ違う人に瑠々の居場所を聞き、歩き回る。すると、前からイヅルがやってくる
「吉良。瑠々を知らないか?」
「瑠々さんならさっきまで一緒に遊んでたんですが……」
「?」
イヅルはさっきまで一緒に遊んでいたが、少し前にやってきた白夜に連れ去られてしまった事を言う。それを聞いて、冬獅郎は、六番隊に急ぐ。息を切らしながらついたドアの中から声が聞こえる
「まって………白夜っ」
「待たん…」
「あっ……ん……ぁあ…っひゃん」
「いい声をだす……なっ」
「いやっ…」
「本当に嫌なのか?」
「っ……だって……」
「私に任せておけ…力を抜け」
「‥‥…」
「っ!」
何やらいやらしい声が中から聞こえてきて、冬獅郎は一歩後ろに下がってしまう。すると、もう一人の声が中から聞こえてきた
「ずるいっすよ!隊長ばっかり!瑠々さん…」
「ん…れん…じ……」
「お前はあっちに行っていろ…私に任せればいい」
「俺だって瑠々さんに満足してほしいんすよ!」
「ぁ…れん…強いよ……」
「……」
さすがに頭に来た冬獅郎は、勢いよくドアを蹴り開ける。そこには、服の着ていない瑠々の肌に、触る二人の男(白夜と恋次)がいた。
「…とうし…ろ?」
「っ…おい…離れろ……」
「ひっ日番谷隊長?!」
「…なぜ離れなければならない……」
「瑠々は……瑠々は俺の女だ!」
「っ!!」
その声と同時に、瑠々は白夜の腕の中から、冬獅郎の腕の中に移動していた。
「何やってんだよ……」
「ん……いたい……いたいよ…」
「おい、あまり強く抱きしめるな…」
「うるせぇ!」
そう言い残すと、瑠々を連れ、自分の屯所に戻っていく。ドアを閉め鍵も閉めたその中には、瑠々と冬獅郎の二人きりだ。布を一枚だけ羽織った瑠々は、冬獅郎のあまりの行動に、少し戸惑っていた
「どうしちゃったの?」
「どうしたもこうしたもあるかよ…お前っ」
「……と「何やってたんだよ!」っ何って…」
「裸で…男女が何やってのかって聞いてんだ…」
「へ?」
ソファーに投げ出された瑠々の上に、じりじりと冬獅郎が迫ってくる。
「えっと…」
「正直に話せ…瑠々」
「いっイヅルと遊んでるときに背中ぶつけちゃって…マッサージ……してもらってた…」
「・・・・・・は?」
「背中見て!ちょっと赤くなってるでしょ!痛いっていったら、マッサージするって……」
「……っ/////////」
瑠々の言葉に、冬獅郎は顔を真っ赤にする。自分は何を想像していたのだろうと。顔面に手を覆った。
「とうしろ?」
「みっ見るなっ///////」
「ヤキモチ焼いてくれたの?」
「うるさいっ/////」
「うれしい…」
「っ/////」
顔を覆っているので、瑠々は頭にキスをした。その行動に、少し手を緩め、瑠々の顔を見てみる
「ねぇ、私は誰の?」
「!なっ///////」
「…言ってくれないの?…白夜なら言ってくれるかな」
「っ!」
「えっ」
瑠々の言葉に、腕をつかみソファーに押し倒した。瑠々はびっくりするが、すぐににっこり笑って冬獅郎に触れる
「だれの?」
「俺のだっ」
「ん…ちゅっはぁ…」
「お前は、俺のだ瑠々…」
「ふふっ好きって言ってくれなきゃ知らない…」
「っ!/////………好きだ」
「…聞こえないもん…」
「瑠々が好きだ!」
「私も好き」
そして二人は抱きしめあい、キスを交わした。そして、そのまま身体を重ねあわせた。ことが終わり、お互いに服を着ようとするが、瑠々の服はここには無い
「服…白夜のところだ……」
「…お前の部屋から持ってくる…朽木のところにあるのは捨てろ…腹が立つ」
「…へへっわかったよ!私の全部冬獅郎のだもんね」
「/////////俺の全ても……お前のだ…」
~END~