D.Gray man
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ここは黒の教団
私はエクソシストである
「コムイ、約束ね!日曜日、デート」
「あぁ、わかってるよ」
コムイ・リー。私の5歳年上の恋人♪日曜にデートの約束をした!ウキウキしながら部屋へと歩いていると目の前から女の子がこっちにむかって走ってくる
「中峰さん!」
「リナリーだぁ~お帰り~コムイ帰り待ってたよぉ~」
「んもー!私のことより大切な中峰さんのこと考えてよね!」
「ふふっ…シスコンだからね…(笑)」
「そんなんでいいの?お兄ちゃんにもっとかまってほしいとかないの?」
私はその言葉にふふっと笑いながらリナリーに答える
「しょうがない!シスコンの奴を好きになっちゃったんだから」
「中峰さん…私は中峰さんのことお兄ちゃんより大好きです」
「はぅ///かわいいリナリー好き好き好き好きいいいい」
「あっ/////中峰さん////」
リナリーに抱きついていると後ろからある人物の声が聞こえ、私も、リナリーもその声がする方へと向く
「リッナリーーーーーーー」
「お兄ちゃん…」
「お帰りーーーリナリーーお兄ちゃんの胸に飛び込んでおいで」
「いやよ。あ、そんな事より今度の日曜日なんだけど、買い物に行ってくるから」
「そうかそうか!うん気をつけるんだよ」
「はーい!じゃー中峰さん、ご飯食べに行こう!」
「うん」
「お兄ちゃんは~?」
「室長はこっちでやる事があるでしょう!」
「あっちょっ!あああああリナリーーーーーーーーー」
リーバーに首根っこを掴まれコムイは引きずられてゆく。それを見送り、中峰とリナリーは食堂に向かう
「あっ!アレンくん!日曜日の事なんだけど!」
「あーはい!あれですね!わかってます」
「なになに?」
「ふふっ内緒!ねーアレンくん」
「はい」
2人は怪しげな笑みを見せながら中峰を引っ張りご飯を食べに向かう。だが、その会話を、ある人物は聞いていた
「これはいいこと聞いちゃった知らせなくっちゃ」
「で?どーしたの?」
「中峰…聞いてほしい…」
「うん。何を?」
「リナリーが…リナリーがデーーーーートオオオオオオオ」
「あーはいはい。そうね、アレン君と出かけるって言ってたね。で?なに?兄バカさんは何が言いたいの?」
「日曜日、あの2人をつける!」
「まぁーた始まったよ室長」
「もう止められないっすね」
「……勝手にすれば…私はやる事があるの…」
「えええぇそんなぁああああああ中峰~~~~」
飛びついてくるバカ兄と振りほどき、中峰は自分の部屋へと掛けていった
ベットに飛ぶつき涙が出るのを抑えきれずに、大声で泣いた
「コムイのバカァアアアアア!もう知らないもん!!!」
大泣きをしていたら、自分の部屋の扉が開いた
「!!誰!?」
「俺だ。何をそんな大声で……なんだ…泣いてたのか」
「なんだとはなんだぁああ!ユウのばかっ」
「馬鹿なのは俺じゃない。お前の彼氏だろうが」
「………何もいえない!!グスッ」
「……なんだ話くらい聞いてやる」
「うん。ありがとう」
「…///チッ」
ユウにさっきの出来事、約束の事を話す、ユウはやさしく頭をなでると、わかった。といってやさしく話を聞いてくれた
そして日曜日
「室長…落ち込むのか見張りするのかそっちかにしてもらえませんかね」
「だって…あれから中峰全然話してくれないんだもん…でも、リナリーは気になる!!中峰には悪いんだが、リナリーのことが終わり次第解決しよう!」
「最低だなあんた…」
「!?リナリーが!!!滅茶苦茶楽しそうにアレン君と話してる!!!!!」
「なんもおどろかねぇよ!」
ショッピング中の店の中でアレンとリナリーはとても仲良く品定めをしている。そして、何かを手にするとレジへと進む
店から出てきた二人を、コムイはこっそりと後を追う
「カフェ」
「カフェだな」
「カフェ!!!カップルが沢山いそうなカフェ!!」
「いや、そうと……は?あれ?」
「あれってもしかして」
「なんだね!リーバー隊員!ジョニー隊員!」
「あーあーいやーなんでもないっす隊長!」
「そっそーであります!なんでもないであります隊長!」
いかにも怪しい2人にこれは何かがある!リナリーとアレンが何か問題が発生したのか!と思い2人の間に割り込んで隠していた方を見る
「え?……中峰?…と神田?」
「あちゃー」
「これは…デート?」
3人が見つけたのは中峰とユウの姿、楽しそうにまるで恋人同士が話をしているかのような姿であった
{中峰サイド}
「ごめんねユウ…予約しちゃったから来なきゃいけなくって(笑)」
「いや、構わない。お前となら」
「え?////ばっばか!はずかしいじゃん!」
「/////////(俺は本気なんだが…)」
{コムイサイド}
「どーゆーことなんだ?めっちゃカップルじゃねぇか」
「……リーバー班長!室長が」
「ごにょごにょごにょごにょ」
「こりゃー壊れたか?」
{中峰サイド}
「わーでかー(笑)」
「…皿の大きさがバケツ並みじゃねぇか…食えんのか?」
「ふん。おいひいお?ほら!あーん」
「!!!!/////////ばっおまっ」
「ん?気にしない!これは、コムイへのあてつけでもあるの!この話をしてやるんだもん!ん?」
「/////んだ…しょうがねぇ…もぐ」
「おいし?」
「あぁ/////」
{コムイサイド}
ドシャアアアアアアアアアアアビシャビシャアアアアアアアア
「ああぁ…こりゃー何かが落ちたぞ」
「あわわわわ」
「かああああああああんんんんんんんんだあああああああ!!!!!!!!」
雷がコムイの上に落ち、何かがぷつんと切れ、コムイはユウの名前を叫んだ
「!?」
「え?コ、コムイ?」
「おおおまああええええええええ!俺の中峰の間接チューを!!!!!許さんぞおおおおおおおおおおおお!!!!」
「っちょっと!コムイ!やめて!」
「何が…何が許さんだ……お前が中峰をほったらかしにしたんだろ!約束無視して妹の跡追いかけようとした奴が何言ってんだ!そんなに中峰より、妹の事が心配なら」
「え?」
グイッとユウの方へ身体を持っていかれる
「俺が中峰を貰う」
「ほぇ?」
「なっ!」
「何も言えねぇよな…室長約束破ってるもんなぁ…」
「神田がねぇ」
「何かと思ったら、何やってるんですか?皆さん」
「神田?お兄ちゃん…」
「アレン・ウォーカー!お前の話は後で聞こう!今は神田との決着が先だ!いつまで中峰を抱き寄せてる!」
「これからずっとだ…安心しろ、お前より幸せにできる」
「なっそんなわけないだろ!離れろ!」
「ちょっユウ…何言って///」
「っ!なに中峰も何赤くなってんだよ!中峰は僕のだろ!」
「お兄ちゃんがこんなに感情を乱すなんて…」
神田はそんなコムイを見て、ため息をつくと中峰を離す
「中峰!」
「え?」
神田から離れた中峰を勢いよく抱きしめる。
「コム…イ…くるし…」
「ダメ!離さない!中峰は僕の何だから!誰にも渡さない!」
「…/////////////わかった…わかったから、今は離して////皆見てるもん」
「いいよ!見せびらかしとけば!本当に何やってるの!」
「むっ…何やってるの?ですって!?約束を最初に破ったのはコムイなんだからね!反省しなさい!ユウにも謝って!ユウは私の為にこのカフェに一緒に来てくれたの!」
「あっいや…その…」
「私の約束より、リナリーの尾行を取ったのは誰?私?ユウ?コムイでしょ!」
「はい…ごめんなさい……神田も…ごめん」
「はぁ…構わない。俺も半分本気だったから…」
「え?何!?何それ!神田、中峰のこと!」
「うるせーよ…今度こんな事あったら、中峰は俺が頂く」
「あげないよーっだ」
「コムイが約束守らなかったら、ユウのとこに行くからね」
「中峰~」
「クスクスッ。コムイさんは中峰さんに勝てませんね」
「無理ね(笑)」
笑いながら、無理無理中峰には勝てない勝てないと皆に言われた。そんなコムイを中峰が頭をなでながらクスクスっと笑った
「コムイ…」
「クスン…なに?グズ」
「大好き」
「//////////大好きだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「なんだ?室長急に叫び始めたぞ?」
「変な奴」
「ふふっおにいちゃんたら」
「あっリナリーあれ!」
「あっそうか!中峰さん!お兄ちゃん!」
「ん?なぁに?」
「どーしたの?リナリー」
すると、さっき買ったと思われる袋を差し出される
「?これは何だい?」
「ふふっ」
「忘れちゃったんですか?」
「あっそっか…私も忘れてた…」
「え?え?なになに?」
「お兄ちゃん本当にわからないの?」
混乱しているコムイにアレンが、話しかける
「今日はお2人が付き合い始めた日なのでは?」
「あっあぁああああ!!!!!ごっごごごごごごごめん!!!」
「ふふふっだから、これ私からのプレゼント♪」
「リナリー…ありがとう」
「リーーーーーーナリーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎開けていい?開けていい?」
プレゼントを受け取ったコムイが涙目でリナリーに言う。
それを見て、ぷっと笑がこぼれるリナリーは「いいよ」と言った
「これって…」
「安物だけど、2人はペアリングとかしてないでしょ?だから、記念にね?」
「ありがとうリナリー…中峰、手出して?」
「はい////」
中峰の指にリングをはめる。中峰もコムイの指にリングをはめる
2人はそれを見て、照れ臭そうに笑った
「ふふっこれからは、私じゃなくて、中峰さんをしっかり見ること!」
「はい」
「中峰さん?こんな兄ですが、よろしくお願いします」
「はい」
手をつなぎ、2人はリナリーに誓いを立てる。
これからはきっと、約束を破られることはないだろう。このリングを手に入れて、幸せが溢れ出す毎日の始まりである
~完~