紅色の空
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{大作戦開始}
瑠々の事情を知ったホスト部は、瑠々を助け出すぞ大作戦を開始した。
今ホスト部は、とても怪しい格好をしている。
①黒いスーツ
②黒いハット
③サングラス
いやぁ…これは怪しい…怪しすぎる。そんな格好をしているホスト部だが、皆真剣である。
そして今、ホステス部の前に奴等はいた。
「環…ばれる。ちょっとは考えろ」
「タマちゃん!もっと隠れなくちゃ!!」
「なっ!じゃーもっとつめてつめて!」
『邪魔くさ!!』
ギャーギャーと騒いでいるとホステス部部室の扉が開く。そこから出てきたのは、瑠々だった
「なにをしていらっしゃるのですかホスト部…お客様の迷惑です。早々にk<ドンッ>--っ「あら!ホスト部の皆様どうぞお入りくださいごめんなさいねぇあの子気に触る事いいませんでした?」
『……』
「すみません…すぐにお茶のご用意を」
すると先輩は瑠々の耳元で囁いた
「しなくていい!私がやるわ!あなたのお茶じゃ不味くて皆様のお口にあわなくてよ!下がっていなさい!目障りよ」
「…はい。では、失礼いたします」
「るっ「環!とりあえず入るぞ。あっちの出方も見なくては。」
「あっあぁ…」
その時後ろからハルヒが小声で鏡夜に話しかける
「先輩!鏡夜先輩!自分こっそり中峰先輩のとこに行って来ます」
「あぁ…頼むぞ。見つかるなよ」
「はい」というとこっそりとその場から抜け出し瑠々が入っていた部屋へ入っていく。そこには、隅っこでしゃがみこんでいる瑠々を見つける
「中峰先輩?」
「!!あなたは…確か藤岡ハルヒさんだったかしら?どうかなさったの?たま…須王さんたちのところにいなくていいの?」
「自分は……環先輩と鏡夜先輩は知っていますよ。全て…自分達も聞きました。虐めの…こと…」
「!!??…そう。鏡夜も環も知っていたの…。気がつかなかった…いつも通り接してくれていたんだもの。」
メガネをかけていない瑠々の微笑みは、女子であるハルヒの頬でさえ染めた
その時ハルヒは、自分達が守ってあげたい!守らないといけない!と心から思った。
「瑠々先輩」
「ぁっなまえ…」
「自分達が…自分達があなたを守ります!皆で守ります!」
「あっ…ありがとう…でも、巻き込みたくない…」
「…もう遅いですよ!皆作戦を実行しています!自分達も動きましょう!さっ!こっちへ」
「えっ?どこに行くの?」
ハルヒは瑠々の手を引き、入ってきた入り口とは別の入り口から出て行った。
その頃他のホスト部員は
「やぁ、はじめて来ました…逆にもてなしてもらうというものは……」
「!?いいものですか?/////クスッ楽しんでもらえて光栄ですわ////」
環の言った言葉に頬を染めながら、ホステス部部長はそういった。
だが、次の鏡夜の言葉にその空気は一変する
「楽しむ?俺達がですか?ふっ」
「!?」
「僕、楽しくなーい!ねっ!崇?」
「あぁ」
「「僕達も…なんかつまらない!話とかも何か盛り上がらないし~」」
「なっ!」
「すみませんが、俺達は帰ります。鏡夜、みんな行こうか」
ホスト部の言葉に、焦りを見せたホステス部はいそいそしながら環たちに言う
「なんでですの?あっそれでしたら、あなた方の好きなお話を「ほう。じゃー、好きな話をしましょうか…」
ホステス部の言葉の途中で環が言う。そして座りなおし話をする
「何のお話を?」
「瑠々の事でも話させていただけますか」
「!やですわ環様ったら!あんな子の話なんて何一つありませんわ」
「いつも一緒にいるのにですか?」
「……っあの子、あまり自分の事を話したがりませんの」
少し慌てた感じで話す。それを見て
「ほぅ…しかし、俺も環も、瑠々のことなら、何でも知っているが。以外におしゃべりだからなぁ」
「なっ何が言いたいのかしら鏡夜さん」
「姫?この封筒をお受け取りください。」
「え?////環様…わっ私にですの?/////」
環から分厚い封筒を受け取り、頬を染めながら封を開ける。中身を見た瞬間、空気がより一層凍りついた
「!!!!!!!!」
言葉にならないくらいびっくりしたホステス部部長は、もらった封筒を床に落とした。
それを見た鏡夜がにやりとし、部長に話しかける。
「どうしました?」
「なっなん………で」
『もう、瑠々「先輩」「るーちゃん」に近づくな』
そういい残すと、ホステス部を後にした。
そして瑠々とハルヒが待つホスト部へ走っていった。
「瑠々!ハルヒ!どうなって……………」
「「「「………………だれ?」」」」
「……中峰…る、瑠々////」
「「「「えええええぇぇえぇ!!/////」」」」
「やはりそっちの方がいいな」
「る…るるるる瑠々!//////久しぶりにみたぁ/////」
「へっ変じゃないかな?久しぶりに髪の毛おろしたし。眼鏡だって…」
「すっごくかw「かわいいぞ瑠々。似合っているすごくな」
環の言葉を遮り、皆には珍しく感じたであろう言葉が鏡夜の口から零れ落ちた。(お客以外に、しかもメリットのあるような目をしていない)
そんな鏡夜に、ドッペルゲンガーズが
「「あの…あの鏡夜先輩が……かわいいぞだって……こえーーーーー!でも、瑠々先輩がこんなにも////」」
「とっても似合っています!瑠々先輩!」
「////そ…そうかな?でも……」
「?どうしたんです?」
瑠々はハルヒのほうを向き、頭に{はてな}を浮かべながら
「ハルヒもスカートはいたら?女の子なのに可哀想」
「!!気づいていたんですか!?」
「うん!でも…事情があるんだよね?」
「あっ…はい…実は…」
ハルヒが男の格好をしているわけを話、それを聞いた瑠々は
「そっか…それは大変だったね…私がぎゅーってしてあげる」
「///////」
「るーちゃんカワイイ」
ハルヒに抱きついている瑠々に環以外がわらわらと集まっている
「あぅ////はぅうう////」
「あっちょっとみんな!俺が見れないぃ~!!見たいみたい!!!」
環が駄々をこね始めた…と皆がため息をつく。
その中で瑠々が言った
「環…私まだ怖いわ…環や鏡夜……ホスト部の皆を巻き込んじゃって……大丈夫かな」
ショボッとした顔で環を見上げながら言った。それを見て環が瑠々を抱き寄せ強く抱きしめた
「絶対に大丈夫。瑠々の事は、俺が…俺達が皆で守るから!この部においで。朝も休み時間も昼も、放課後だって、絶対に守るから」
「そっそんなにいっぱいそばにいなくてもいいよ~(汗 それに、この部にいてもすることもないし。何もできない」
「ある。俺達のマスコットだ。いいな?」
ズバッと主張した鏡夜の言葉に「はい!」としか答えようがなかった瑠々であった。
虐めの件に関しては、この後証拠がたんまりあるため、瑠々にはあれ以降特に何も起きていない。
ホスト部閉鎖を願っていたのも、自分たちを頼りにしてほしかった、自分たちの存在を強める為だったというのでそれも対策した。
しかし、瑠々にはこの後、ホスト部員達による新たな問題が発生するのであった。
~ To be continued. ~