弊光の戦士 詳細設定
***
薬師 柘榴 (ザクロ・K・ウォータース)
***
「馬鹿なひと。あんたじゃなきゃ殺してた」
「此処にいてくれたら、私も見ていやすいから、嬉しいな」
「スープも飲んでね、野菜いっぱいだから」
***
アウラ・レン女性
26歳 146cm 同種族の中ではかなりグラマー体型
ヴァイパー、踊り子
ガンブレイカー、召喚士、学者など
星1月27日生まれ
守護神オシュオン
双蛇党所属・大牙士
前角、ワニ尻尾(最長)
角の先が気持ち丸く整えられている
滑らかでしっとりめの鱗
黒髪に紅のメッシュ
柘榴色の瞳、淡い色の光輪(色はエーテル状態により異なる)
ツンと冷酷そうな顔立ちの美人
***
光の戦士にして暁の英雄である女傑。
気心知れた仲間にとっては人懐っこい生き物であり、行軍を共にする兵士にとっては勝利の女神であり、相対するものにとっては最悪の災害である。
自身がこの星における最強格の生き物と自負しており、苛烈で高慢、残忍で奔放に振る舞う。
横暴な女ではあるが、可愛いと想うものに対しては強い愛着と母性を見せ、どこまでも寛容である。
好むものや興味のあることに対して好奇心が強すぎるきらいもあり、深みまで首を突っ込むことも。
全身脱皮をするタイプのアウラ。
寒さに弱く、冬眠の危険性があるため、寒冷地では厚着を命じられている。
少食。鋭い犬歯が多く生え揃い、臼歯が少ないため磨り潰す動作があまりなく、呑むように食べることが多い。
舌が長く、出すと顎下まで伸びる。
酒好きのうわばみであるが、量を飲むよりも、周りを眺めながらのんびり嗜む方が好き。
薔薇などの花の香り、ベリー系の果物、清らかな水を好む。
不潔な場所、臭いものを許さない。
***
ひんがしの国、霊峰を有する緑深き地で、薬師家の長女として生を受ける。
飛び抜けて優秀な才を示した柘榴は、薬師家の後継ぎとして、何不自由なく育てられた。
穏やかな家族に囲まれ成長した彼女は、弟や妹たちには優しく気長に接する美しい女となるも、一方で勉学や護身術で男という男を打ち負かして恥をかかせまくり、「私より強く賢い者でなければ婿と認めません」と言い切る始末。
その我が儘ぶりと、その態度を可能にする力量に、これは行き遅れるのでは……と母が頭を抱える頃。
弟と共に山へと入った柘榴は、突然「呼んでる」と言い残して駆け出し、そのまま失踪した。
茫然自失で帰宅した弟から経緯を聞いた家族は一同で嘆くも、父だけは「あの子は神様のもとに嫁いだのだ」と微笑んでいたとか。
奇しくも柘榴が消えたその日、エオルゼアでは、カルテノーの戦いがバハムート消滅とともに終焉に向かおうとしていた。
星の意思ハイデリンと賢人ルイゾワの呼び声を遠く聞いたザクロは、地脈に飛び込むと5年をかけて星海をわたり、ふとリムサ・ロミンサ行きの船の上で目を覚ました。
家族のことを思えばこれからの冒険に支障が出るかもしれないから、記憶はハイデリンのもとに置いてきた。
彼女は何も知らない一冒険者として、神々に愛されし地エオルゼアへと降り立ったのである。
ハイデリンの言祝ぎを受け、光の戦士という英雄の器として再誕した彼女だが、その在り様は神に連なる獣に等しい。
与えられた力のためか、元来の傲慢さは増幅しており、どのような人物に対しても不遜である。目に見えるもののほとんどが、彼女よりずっと脆弱なるものだったため、彼女は態度そのものを改めるに至らなかった。
技を磨き魔法を学ぶことで、彼女は何でも捩じ伏せることが出来るようになっていった。
悪名高い海賊でさえ、彼女にとっては足元で群れる蟻と同等。感動なく、感慨なく、巣に水を注ぐような残虐な児戯として制圧してしまったのである。
とびきり気難しい必勝の冒険者は、ある種の畏怖とともに名が知れるようになった。
しかし、彼女の原点は“薬師”────傷ついたものたちを癒し、命の行方に向き合い続けるさだめにある。
彼女は道を邪魔する弱き者を無慈悲に平らげ、周りを虐げる強き者を捩じ伏せて愉悦を得た。
反面、穏やかに慎ましく暮らす者を、わざわざ踏み荒らすことはなかった。
そういった者たちに対して、彼女は驚かれるほどに温厚で、害獣の退治や雑用みたいな頼み事も、気が向くだけ引き受けた。
「ありがとう」「助かった」と、知らない顔が微笑んでくれることに、気分の良さを感じていた。
彼女は世界を歩く内に、踏みしめる土の感覚が場所によって違うことを発見し、風が香ることに気付き、羊は抱き締めると柔らかいことを知る。
その在り方に“正義”を見出だしたのは、暁の血盟に所属する賢人ヤ・シュトラであり、彼女の手に“愛”を握らせたのは盟主ミンフィリアであった。
様々な旅を経た。別れと出会いを経験し、何かが終われば何かが始まることを知り、生かされ、見守られ、愛されてきた身の上に気付いた。孤独の旅では得られなかっただろう“心”を抱いて、彼女は神獣から真なる英雄へと変成する。
かくして神代に結末をもたらしたザクロは、人の生きる世界を彼女なりに愛しながら、一生懸命人のふりをして生きている。
かつて宣言していた「自分より強く賢い者」とちゃっかり結婚し、こっそり描いていた「可愛いお嫁さんになる夢」を果たした。
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「馬鹿なひと。あんたじゃなきゃ殺してた」
「此処にいてくれたら、私も見ていやすいから、嬉しいな」
「スープも飲んでね、野菜いっぱいだから」
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アウラ・レン女性
26歳 146cm 同種族の中ではかなりグラマー体型
ヴァイパー、踊り子
ガンブレイカー、召喚士、学者など
星1月27日生まれ
守護神オシュオン
双蛇党所属・大牙士
前角、ワニ尻尾(最長)
角の先が気持ち丸く整えられている
滑らかでしっとりめの鱗
黒髪に紅のメッシュ
柘榴色の瞳、淡い色の光輪(色はエーテル状態により異なる)
ツンと冷酷そうな顔立ちの美人
***
光の戦士にして暁の英雄である女傑。
気心知れた仲間にとっては人懐っこい生き物であり、行軍を共にする兵士にとっては勝利の女神であり、相対するものにとっては最悪の災害である。
自身がこの星における最強格の生き物と自負しており、苛烈で高慢、残忍で奔放に振る舞う。
横暴な女ではあるが、可愛いと想うものに対しては強い愛着と母性を見せ、どこまでも寛容である。
好むものや興味のあることに対して好奇心が強すぎるきらいもあり、深みまで首を突っ込むことも。
全身脱皮をするタイプのアウラ。
寒さに弱く、冬眠の危険性があるため、寒冷地では厚着を命じられている。
少食。鋭い犬歯が多く生え揃い、臼歯が少ないため磨り潰す動作があまりなく、呑むように食べることが多い。
舌が長く、出すと顎下まで伸びる。
酒好きのうわばみであるが、量を飲むよりも、周りを眺めながらのんびり嗜む方が好き。
薔薇などの花の香り、ベリー系の果物、清らかな水を好む。
不潔な場所、臭いものを許さない。
***
ひんがしの国、霊峰を有する緑深き地で、薬師家の長女として生を受ける。
飛び抜けて優秀な才を示した柘榴は、薬師家の後継ぎとして、何不自由なく育てられた。
穏やかな家族に囲まれ成長した彼女は、弟や妹たちには優しく気長に接する美しい女となるも、一方で勉学や護身術で男という男を打ち負かして恥をかかせまくり、「私より強く賢い者でなければ婿と認めません」と言い切る始末。
その我が儘ぶりと、その態度を可能にする力量に、これは行き遅れるのでは……と母が頭を抱える頃。
弟と共に山へと入った柘榴は、突然「呼んでる」と言い残して駆け出し、そのまま失踪した。
茫然自失で帰宅した弟から経緯を聞いた家族は一同で嘆くも、父だけは「あの子は神様のもとに嫁いだのだ」と微笑んでいたとか。
奇しくも柘榴が消えたその日、エオルゼアでは、カルテノーの戦いがバハムート消滅とともに終焉に向かおうとしていた。
星の意思ハイデリンと賢人ルイゾワの呼び声を遠く聞いたザクロは、地脈に飛び込むと5年をかけて星海をわたり、ふとリムサ・ロミンサ行きの船の上で目を覚ました。
家族のことを思えばこれからの冒険に支障が出るかもしれないから、記憶はハイデリンのもとに置いてきた。
彼女は何も知らない一冒険者として、神々に愛されし地エオルゼアへと降り立ったのである。
ハイデリンの言祝ぎを受け、光の戦士という英雄の器として再誕した彼女だが、その在り様は神に連なる獣に等しい。
与えられた力のためか、元来の傲慢さは増幅しており、どのような人物に対しても不遜である。目に見えるもののほとんどが、彼女よりずっと脆弱なるものだったため、彼女は態度そのものを改めるに至らなかった。
技を磨き魔法を学ぶことで、彼女は何でも捩じ伏せることが出来るようになっていった。
悪名高い海賊でさえ、彼女にとっては足元で群れる蟻と同等。感動なく、感慨なく、巣に水を注ぐような残虐な児戯として制圧してしまったのである。
とびきり気難しい必勝の冒険者は、ある種の畏怖とともに名が知れるようになった。
しかし、彼女の原点は“薬師”────傷ついたものたちを癒し、命の行方に向き合い続けるさだめにある。
彼女は道を邪魔する弱き者を無慈悲に平らげ、周りを虐げる強き者を捩じ伏せて愉悦を得た。
反面、穏やかに慎ましく暮らす者を、わざわざ踏み荒らすことはなかった。
そういった者たちに対して、彼女は驚かれるほどに温厚で、害獣の退治や雑用みたいな頼み事も、気が向くだけ引き受けた。
「ありがとう」「助かった」と、知らない顔が微笑んでくれることに、気分の良さを感じていた。
彼女は世界を歩く内に、踏みしめる土の感覚が場所によって違うことを発見し、風が香ることに気付き、羊は抱き締めると柔らかいことを知る。
その在り方に“正義”を見出だしたのは、暁の血盟に所属する賢人ヤ・シュトラであり、彼女の手に“愛”を握らせたのは盟主ミンフィリアであった。
様々な旅を経た。別れと出会いを経験し、何かが終われば何かが始まることを知り、生かされ、見守られ、愛されてきた身の上に気付いた。孤独の旅では得られなかっただろう“心”を抱いて、彼女は神獣から真なる英雄へと変成する。
かくして神代に結末をもたらしたザクロは、人の生きる世界を彼女なりに愛しながら、一生懸命人のふりをして生きている。
かつて宣言していた「自分より強く賢い者」とちゃっかり結婚し、こっそり描いていた「可愛いお嫁さんになる夢」を果たした。