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俺があの夜、どんな気持ちだったか。
「ありがとう」も「さよなら」も
言うのがあんなに苦しかったのは
あれが初めてだろう。
俺が、頑張って生きてきたのに
本当に大切なものさえ失うんだな。
「父さん、今日は訓練付き合ってくれる約束だろ。早くしてよ」
「…あぁ、すぐ行くから準備してろ」
今年から、息子も調査兵に入団した。
顔は俺似らしい。
性格はどちらにも似ずに明るく人懐っこい。
ハンジ曰く「愛想のいいリヴァイで逆に怖い」
今度殴っておこう。
ただ、笑った顔はどことなく悲しそうで、リィに似ている。
「リィ。お前がいない世界は、退屈すぎる」
でも俺は知っている。
それでも人生は素晴らしいと
生まれてきてよかったと、
お前のおかげで、そう思うんだ。
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