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数年後、俺とリィの間にこどもが生まれた。
また、リィはなんとも言えない顔で笑っていた。
嬉しいのか…?悲しいのか…?
リィがどう思っていたのか俺にはわかる。
「どうした」
『…なんでかな。いずれは、全て失うのにどうして大切なものが増えていくの』
「…そんなことを言うな」
『次の壁外調査から、私も同行する』
「…大丈夫なのか。ガキも生まれたばかりだろう」
『留守中はハンジや団長が見てくれるって』
「…信用できねぇな」
『信用してるくせに』
まだ、休ませておくべきだった。
「リィ!!」
『っ…!?』
うかつだった。
2年間調査に出ていないとはいえ、スピードの体力もそれほど衰えてなかった。
だから、巨人を一体任せた。
それなのに、
今、最愛の人物は自分の腕の中で血まみれになっていた。
「リィっ」
『…ごめん』
「だめだ。死ぬな…」
『リヴァイ…』
「俺をひとりにするな」
『…』
リィは笑って、俺の頬をなでたがすぐにその手は地面に落ちた。
「リィ」
『』
「一人に、しないでくれ」
俺が頑張って言ったのに
またお前は、なにもないフリして死んでいった。
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