まだ誰のものでもない
「はい。これで満足かい?」
なんだこれ…。
「どうだい?」
魚の骨を上手く取れた時に見せに来る、わくわくしたあの顔をしてる。
「…今の、もっかい」
「ぼうやにほめられるのはうれしい」
やっぱ上手い。
はじめてだからわかんないけど。
でも上手いってことは、くり返しやったってことじゃん。
それってなんか悔しいんだけど。
「ちょっと、ぼうや…?」
やり返したら、ぽかんとした顔をされた。
「なに。俺からしたらダメなの?」
「キミがしてみてっていうから…嫌がらせに変えてやろうとしたんだけどな」
「ふーん。されてみたら、けっこうよかったんだ?」
真上にある"神の子さん"の顔をまじまじと見つめた。
