幸村のいる家


まだ陽が高いうちから、幸村は足を開いて男のからだをのせていた。

「もうこれ以上は…腰、立たない…」

それでも嫌とは言わない。

「…三回やっただろ、いい加減おさめろよ」

再びのしかかろうとする真田の下をみれば、驚くことにもう元気になっていた。
やがて背面から攻められて、幸村はメス猫のように真田を受け入れた。
真田もオス猫同然に幸村の首のうしろに噛みつくようなキスをした。

朝方、突然真田が帰国して、この家のドアを開けてからそう時間は経っていない出来事だった。
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