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今日も明日も神様日和

「それはそうと…」

その時、神様の瞳がきらりと光りました。
危険です!これは何か良かぬことをお考えになっている時の眼差しです。



「きゃーーーーーっ!」



私の予想は大当たりでした。
その時あたりの照明が一気にが消えて、女性達の甲高い悲鳴が上がりました。
この停電は神様の仕業に違いありません!



「神様……か、神様!?」

今まで私の隣にいらっしゃった神様は、すでにそこにはいらっしゃいませんでした。
あたりは深い闇…バーベキューの赤い炎以外は何も見えません。



(ま、ま、まさか…!)



神様…この暗闇に乗じて、若い山ガールにセクハラまがいのことをなさる気では…
いくら型破りの神様とはいえ、いくらなんでもそんなハレンチな真似はなさらないとは思いつつ…私の頭の中にはその想いとは裏腹に、山ガールのお尻をなでなでする鼻の下を伸ばした神様の笑顔が浮かびあがっていたのです。
そんなことになったら…あの寛大な大神様でも、お怒りになるかもしれません。
きつい処罰が下されることだって考えられなくはないのです。



(ど、どうしよう…!?
そ、そうだ!神様をみつけなくては!)



「ねぇ、誰か、キャンプ場のおじさんの所に行って来てよ。」

「暗くてみえなーい!」

「蝋燭か何か持ってないの?」

「そんなものあるはずないでしょ!」



赤い炎の周りでは、蜂の巣を突付いたような騒ぎですが、幸いにもまだおかしな悲鳴は上がっていません。
神様が事を起こされる前に、なんとしてもお止めしなくては…!
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