今日も明日も神様日和
*
「…のう……本当に駄目なのか?」
「はい、絶対に無理でございます!」
「……なんでそう、やってもみんうちから諦めるんじゃ?
そなたのそういう所は、良くないと思うぞ。
もっとこう肩の力を抜いてだのう…」
「無理といったら絶対に無理でございます!」
私がそう言うと、神様は私の顔をまるでお腹をすかせた老犬のような瞳でじっとみつめられまして…そうして深~い溜め息を一つ落とされました。
そんなお姿を見ていると、私はなんだかたとえようのない罪悪感に苛まれてしまうのですが、情に流されてなるものですか!
ここは私がしっかりしなければいけなません。
「あ~あ…失敗した。
まさかこんな時代がやってくるなんて、あの頃は考えもせんかったからのう…」
切ない声でそう呟かれた神様の視線の先には、わいわいと賑やかにバーベキューを楽しむうら若き女性達のグループ…巷では「山ガール」等と呼ばれる人々の姿がありました。
割りと最近リニューアルされたこのキャンプ場は、昔とは違ってずいぶん便利になりまして、バーベキューに必要なものはもちろんすべて貸し出してくれますし、照明もありますから女性ばかりでもそう危険な雰囲気は感じられません。
その上、コテージなどもあるものですから、誰もが気軽に山のレジャーを楽しめるようになりました。
確かに昔とはえらい違いです。
「…のう……本当に駄目なのか?」
「はい、絶対に無理でございます!」
「……なんでそう、やってもみんうちから諦めるんじゃ?
そなたのそういう所は、良くないと思うぞ。
もっとこう肩の力を抜いてだのう…」
「無理といったら絶対に無理でございます!」
私がそう言うと、神様は私の顔をまるでお腹をすかせた老犬のような瞳でじっとみつめられまして…そうして深~い溜め息を一つ落とされました。
そんなお姿を見ていると、私はなんだかたとえようのない罪悪感に苛まれてしまうのですが、情に流されてなるものですか!
ここは私がしっかりしなければいけなません。
「あ~あ…失敗した。
まさかこんな時代がやってくるなんて、あの頃は考えもせんかったからのう…」
切ない声でそう呟かれた神様の視線の先には、わいわいと賑やかにバーベキューを楽しむうら若き女性達のグループ…巷では「山ガール」等と呼ばれる人々の姿がありました。
割りと最近リニューアルされたこのキャンプ場は、昔とは違ってずいぶん便利になりまして、バーベキューに必要なものはもちろんすべて貸し出してくれますし、照明もありますから女性ばかりでもそう危険な雰囲気は感じられません。
その上、コテージなどもあるものですから、誰もが気軽に山のレジャーを楽しめるようになりました。
確かに昔とはえらい違いです。
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