セカイ ト ヤクメ
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織姫を連れ去ろうとする
「…消え…た…」
こんなことする奴は…
「藍染───!!」
苛立ちと悔しさが押し寄せ、憎たらしげに顔をしかめた梨央は声を張った。
《聞こえるかい?侵入者諸君。》
「この声…」
「天挺空羅を使ってるな」
《ここまで
《これより我々は現世へと進攻を開始する。》
「何だと…!!」
「織姫ちゃんは…」
《井上織姫は第五の塔に置いておく。
助けたければ奪い返しに来るが良い。》
《彼女は最早、用済みだ。》
「…何…!?」
「用済み…」
《彼女の能力は素晴らしい。》
《"事象の拒絶"は人間に許された能力の領域を遥かに凌駕する力だ。》
《彼女の存在は
《"死神代行"を含む"旅禍"を
ズズズッ
「私達の通って来た4本の『
「な…こ…こっちからもう一回開くことはできないのか!?」
「無理だ。
悔しそうに顔を歪める。
《フッ…残念だったな、仁科梨央。》
「!」
《君は"また"、間に合わなかった。》
「藍染…!!」
《だが…"面白いもの"を見させてもらった。》
「……………」
梨央は怖い顔で睨みつける。
《我々は空座町を滅し去り王鍵を創生し
《君達は全てが終わった後でゆっくりとお相手しよう。》
「空座町が…消える…!」
ダッ
「待てよ一護!!どこ行くんだよ、今てめえが動いて何かできんのか」
「じゃあどうしろってんだよ!!空座町が危ねえんだぞ!!このままここで待ってろってのか!?」
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