タタカイ ト ブキミナコエ
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「ふはははははは」
ドンッ
「一護…一護を助けねえと…」
「待てネル!」
「このままじゃ一護が死んじゃうっスよ…!!」
「!!」
ネルの悲痛な声を聞いた瞬間、梨央の脳裏に過去の記憶が甦る。
『すまない…』
『守って…やれな…くて…』
『私はお前達を──……』
目を見張ったまま、固まってしまった梨央を不思議そうな顔で見上げるネル。
「どうしたっスか…?」
「…いや、何でもない」
刀を持った手で前髪をぐしゃりと掴む。その顔は苦しげに歪んでいて、どこか辛そうだった。
「(今は"余計な事"を思い出すな。)」
表情を引き締め、顔を上げて前を向く。
「…月牙」
「!」
「天衝」
「…ほう」
斬撃を飛ばす。それを目隠しに使い、瞬歩でドルドーニの背後に現れた一護は刀を振り下ろす。しかし今度は腕で受け止められてしまう。
「月牙!!」
「舐めるなと言った筈だ
「くそ…ッ」
「…聞き分けの悪い子には…お仕置きだよ」
ドルドーニは両手で妙な形を取った。
「あれは…!」
「っ、」
「あ、ネル!!」
脇からすり抜けて一護を助けに駆け出したネル。
「チッ!」
その後を追おうとしたが…。
《何を躊躇ってる。》
《あんな雑魚、早く殺しちゃえよ。》
「!!」
《お前なら瞬殺だろう。》
《なのに何であの男に任せてるんだ。》
《とっとと終わらせちゃえよ。》
「…五月蠅いな」
楽しげに嗤う悪魔の聲
その聲が耳障りで仕方ない
「出てくるな、引っ込んでろ」
《冷たくあしらうなよ。》
《それにお前は私を大事に扱え。》
《今はお前と共有している仲なんだからな。》
「………………」
《お前の大事なものを守る為に強くなれ。》
《目の前に立ち阻む障害は全て殺せ。》
《『望み』の為に──!!》
「私を支配できると思うな。キミは私がいなければ何も出来ない。図に乗るなよ」
《お前の為に言ってるんだがな。》
「余計なお世話だよ…!!」
頭の中で響く聲の主を振り払い、ネルの元へと走り出した。
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