サンケタ ト ハクダツ
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「人は慌てて弁解しようとすると思わず本音を漏らす傾向がある。キミが私のことを性格が悪いと思うのも無理はない。実際にキミをいじめて楽しんでるのは本当だからな」
「(やっぱり楽しんでたのか…!!)」
「でもショックだな…」
そう言って静かに拳を構える梨央。
「友達だと思っていたキミが私のことをそんな風に思ってたなんて…」
「梨央!俺の話を…」
「でもからかいやすいキミが悪いと思うんだ。そういう人を見るとさ…悪戯心がくすぐられるだろう?」
「(ドS!!)」
「私は自分の心に素直に従ってキミをからかってあげてるのに…キミは私のことを性格が悪いなんて…こんなの可愛いもんじゃないか。…ねえ?」
「ま、待て!!違ェんだ今のは…!!」
ゴスッ
「ぐはぁ!!」
ドサッと倒れた一護。
「言ったよね。"私、地獄耳なんだよ"って…」
ニコッと深い笑みを浮かべる。
「大丈夫っスか?一護」
「(俺の馬鹿…)」
「覚えておいていっちー。
私がキミをいじめるのは愛情表現なんだ」
「アイジョウヒョウゲン…」
「友愛主義である私がキミにする意地悪は全て"友達を愛している"からなんだよ」
「へぇ……」
「友としてのキミを愛しているから、つい意地悪をするんだ」
ニコッと深い笑みを浮かべる。
「私の『愛』、受け入れてくれるよね?」
「…ヨロコンデ。」
片言で頷くしかなかった。一護が何よりも恐れているのは威圧感が半端なく滲み出ている梨央の黒い笑みだ。
一応発言には気をつけているが、時にそれが自分の気付かぬ内に口に出てしまっているようだ。
そして案の定、バカを見る羽目になるのだ。
「うおおおおい!!さっきから吾輩を無視するな!!
そして何コソコソ言っとるか!!」
「「……………」」
「ああっ!!何だその気の毒そうな目はっ!?」
「…なんか…お前スゲー弱そうだな…」
「なにおう!!弱いかどうか試してみるがいいわ!!
あとでホエ面かくなよ
next…
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