サンケタ ト ハクダツ
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「へえ、そんな伝統があるんだ」
だが一護は嫌そうな顔をする。
「オラ!手ェ重ねろ!
イヤそーにすんな!俺だってイヤだ!!」
全員、手を重ね合う。
「我等!今こそ決戦の地へ!信じろ、我等の刃は砕けぬ。信じろ、我等の心は折れぬ!たとえ歩みは離れても鉄の志は共に在る!!誓え!我等地が裂けようとも再び生きてこの場所へ!!!」
重ねた手をバッと下に下ろすと梨央達は別々の道へと入って行った。
◇◆◇
みんなと別れてから一護と共に道を進んでいると後ろの方から奇妙な声が聞こえた。
「いっちー」
「どうした?」
「後ろからなんか聞こえる」
「敵か!?」
一護が後ろを振り返る。
「い"…い"い"っ…」
「…な…」
「いぢご〜〜〜!!!」
「Σネッ…ネルっ!?」
奇妙な声の正体は二人を追いかけて来たネルだった。
「…お…オマエ何しに来たんだ!!帰れっ!!」
「会いたかったっス一護〜〜〜!!!」
「Σ聞けよ!!!」
地面を蹴ったネルは一護に飛び付こうとした。
嫌な予感がした梨央は一護の傍から離れる。
「くそっ…よし来いッ!
キャッチ&リリースだ!!」
「気を付けてねいっちー」
「え?」
カッ
"何を?"という疑問を投げかける暇も無く、ネルの頭についている面が光った。
超加速─────!!!
ズドッス!!
「ごほうっ」
急に加速したネルは頭から一護の腹に突っ込んだ。
痛そうに声を上げて倒れる一護。
その様子に笑いを堪えきれず爆笑する梨央。
「て…ッ、てめえ…!」
「会いたかったっス一護会いたかったっス〜〜〜〜!!」
「…しょうがねえな……って…オマエはいつまで爆笑してんだ!!」
「あっははは!!も、もろに直撃…ッ!!あはは…っ、し、死ぬ…ッ!くくく…い、痛そ〜!」
目に涙を溜めてお腹を押さえる梨央。
「ははは…ッ、はぁー…うん、落ちついてきた」
指先で潤んだ涙を拭う。
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