キケン ト オアソビ
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「バカが、頭に血を昇げ過ぎだヤミー。こいつらは浦原喜助と四楓院夜一。そして死神最強と恐れられた零番隊隊長の仁科梨央だ。お前のレベルじゃ"そのまま"では勝てん、退くぞ」
「…逃げる気か?」
「らしくない挑発だな。貴様らが三人がかりで死に損ないのゴミ二人を守りながら俺と戦ってどちらに分が在るか判らん訳じゃあるまい」
「……………」
「差し当たっての任務は終えた。藍染様に報告しておく。貴方が目をつけた死神"もどき"は殺すに足りぬ塵でしたとな」
侮蔑の言葉を吐き捨て、ウルキオラとヤミーは空間を裂いて奥へと消えて行った。
「(くそ、取り逃がした。)」
敵をみすみす逃した事に悔しさを感じ、ギリッと歯を噛み締め、掌を握りしめた。
◇◆◇
五日前に起こった出来事を学校に行く前に蒼生に報告をしていた。そして彼の口から告げられたのは衝撃の事実だった。
「藍染が
《詳しい事は俺も知らねえが、ジジイの話では四十六室を皆殺しにしたらしい。》
「四十六室を…。はは、そうか…」
《どうした?》
「いや、"あの時"の忠告がまさかこんなにも早く実現するとはな。"裏切り者"によって全員道連れか…くく、ざまあみろ」
《それと市丸と東仙も反逆者だ。あの三人は裏切り者として追われてる。》
「何言ってるの。あの三人は百年前からグルだったじゃないか。藍染によって奪われた命は計り知れない。今でも思い出すと心が痛むよ」
《…あれは仕方なかった。万が一、間に合ったとしてもお前まで奴らの餌食に…。俺は…お前が無事でいてくれさえすれば、それでいい。》
「愛されてるなァ。ね、お兄ちゃん♪」
《お前それ面白がってんだろ。お兄ちゃんって言うなって何遍言えば分かる。》
「ね、私、頑張った…?」
《…頑張ったよ。よく最後まで諦めなかったな、梨央。お疲れさん。》
「うん」
褒められた事が嬉しくて笑う。
《藍染達はどうするつもりだ?》
「もちろん全力で阻止する」
《それしか選択肢はねえな。》
「じゃあ学校行ってくる」
《いってらっしゃい。気をつけてな。》
通信を切り、家を出た。
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