ヒャクネン ト サイカイ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「黒崎一護がダメなら後回しにして先にあの女連行してこいや!!」
「もっとイヤや!!」
「何でや!?」
「当たり前やろ!?あいつを強制連行なんてそない恐ろしいこと出来るかい!!自分から死にに行くもんや!!」
「ヘタレか!!あんたなんか死んでもええわ!!」
「ヘタレでもいいですぅ!!ちゅうか死んでもええてどういうことや!!まだ死にたくあらへんわ!!」
「だったら弱み握って脅してこんかい!!」
「弱み?何やねん?」
「あいつの弱みなんて一つやろ」
ひよ里はニヤリと笑んだ。
「高峰人質に取ったらええねん」
「……………」
「そしてこう言いや。『言うこと聞かへんかったら高峰を抹殺する。オマエの世界で一番大事な奴を地球上から消す』ってな」
得意げに胸を張るひよ里だが、それを聞いた平子は驚きで口を開け、顔からは血の気が引き、青ざめている。
「アホか!?それこそホンマにブチ殺されるわ!!高峰消す前に俺が地球上から抹殺される!!高峰絡みになると怖いねんあいつ!!」
「あんな女に怯えてどないすんねん!!」
「オマエは知らんからそんな残酷なことが平気で言えるんや!!」
「高峰を拉致ることの何が残酷やねん!!」
「普段はええ奴やけどな、自分の大事なもんに手出された時のあいつの怖さは尋常じゃない!!味方だろうが容赦ないねん!!それをひよ里は知らんやろ!?」
「知らんわそんなもん!!」
「あいつを敵に回すのだけは絶対にイヤや!!」
「ワガママ言うなや!!」
「ワガママちゃいますー!!本気で恐ろしいんやて!!ちゅうかそんなん言うならひよ里が連行したらええやん!!」
「あの女連行すんのはあんたの役目やろ!!」
「ええ!?そんなんいつ決めたん!?」
「今や!!」
「無茶苦茶な!!」
先程よりも激しい口論になる。
「…見つけた」
「…織姫チャン…!」
「…黒崎くんや梨央ちゃんに訊いてもきっと二人は『何でもない』って答えると思うから…あなたに直接聞きに来たの平子くん。あなた達…何者なの?黒崎くんを…梨央ちゃんを…どうしたいの?」
「…はっ、そないなもん訊かれてサラッと教える思うてんのか?」
.