暴かれた真実と罪の代償
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『これは脅しじゃないわよ。それにアタシの悪事はお兄様が全部力でもみ消してくれる。だからアタシは何の罪にも問われない』
『罪に問われない…?』
『みんな自分の命が惜しいのよ。誰だって死にたくはないでしょうからね。あはは!いい気味だわ!』
高笑いする少女の身勝手さと歪んだ性格に女性は黙って堪えるしかなかった。
『…卑怯ね。』
怒りが込み上げる
憎しみで頭がおかしくなりそうだ
『散々最低な事しておいて、“自分は何も知りません”って顔が一番腹立つのよ』
『!』
『貴女の犯した罪は絶対に許されない。この世界が貴女の思い通りになると思ったら大間違いよ』
『何とでも言いなさいよ。
アタシは絶対に謝らないわ』
『必ず、罰を受ける』
『は?』
『いつか貴女の悪事が公になって、貴女は罪に問われる。きっと私の代わりに、誰かが貴女の罪を裁いてくれるわ』
『そんなの無理に決まってるでしょ。アタシの罪は誰も裁くことはできない。だからアンタがアタシに復讐しようとしても無駄♪』
にんまりと笑う少女。
『(この子の兄はあの喧嘩っ早い問題児…。妹に激甘で、彼女の悪事を全て許してしまう…。そんなことが果たして許されるの?)』
『残念だったわねぇ?』
鼻で笑う少女にただ拳を握り締めることしか出来なかった。
『もういい?アタシも暇じゃないのよ。これから死神の採用試験を受ける為の準備で忙しいんだから』
『…死神?』
『そ♪アタシ死神になるの』
『一応聞くけど…何の為に?』
『そんなの決まってるじゃない。
イケメンをゲットする為よ』
それを聞いた女性は心底呆れ返った。
『(この女は何を言ってるの?)』
『この村の男達はみんなブサイクだわ。でも護廷の死神達はイケメンばっかりだって聞いたの。そんなの欲しいに決まってるじゃない』
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