暴かれた真実と罪の代償
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「こ…こんなの…証拠にならない」
「なりますよ」
「わかった…これは螢君が仕組んだんでしょう?桃香を貶めるために」
「馬鹿女には最高の舞台でしょう?」
「何ですって…?」
「ゴミ虫の貴女にはとてもお似合いですよ」
「アタシはゴミ虫なんかじゃない…ッ!!!」
螢に侮辱され、激怒した桃香は思わず声を張り上げて叫ぶ。
「も…桃香ちゃん…?」
「!!」
それに驚いた隊士達が桃香を見ている。ハッとした桃香はギリッと歯を噛み締め、顔を伏せる。
「興奮するから“素”が出てますよ?」
「(こいつ…殺してやる!!)」
「そんな怖い顔なさらないでください」
「(くそ…上手く“誘い込まれた”…!)」
キッと螢を睨みつける。
「(でもまだよ…まだ挽回のチャンスはある。危ういなら引き戻すだけよ。)」
「!」
「こんなの…桃香知らないもん…」
「(まだ粘るのか…?)」
「螢君が桃香を罠にハメる為に上手く編集したんでしょう…?ひどい…いくら桃香のこと諦められないからって…ここまでするなんて…」
「(そうきたか。)」
「もう桃香に…関わらないで…!」
ポロポロと目から涙が溢れ出す。それを見た取り巻き達の心がまた、桃香に引き戻る。
「おい神崎!!もうやめろよ!!」
「桃香ちゃんは何も知らないって言ってんだ!!」
「映像もお前が編集したんだろ!?」
「危なく騙されるところだったぜ」
「証拠を出せと言うから『あの日』の証拠を出したのに理不尽ですね」
「オレ達はこんなんじゃ納得しねえぞ!!」
「納得はしてもらいます」
「!!」
「だってこれが真実なんですから」
スッと冷たい眼を宿す。
「冴島四席、自分の犯した罪を認めますね?」
「……………」
「この映像を四十六室に持ち込んだっていいんですよ。あの連中は守られてばかりの貴女を戦力外と見做し、即脱退させるでしょうね」
「!」
「どうします?」
「そ…そんなこと出来るわけ…」
「出来るんですよ」
「え?」
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