零番隊vs護廷十三隊
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの少女が被り続けている仮面…」
「!」
「キミ達が夢見ているあの少女は偽物だ。仮面を引き剥がせばあの仮面の下の素顔は…」
「黙れ。」
「……………」
「ごちゃごちゃとうるせえ。俺は桃香の為にてめえをぶっ飛ばすって決めたんだ。あいつを悪く言うんじゃねえよ」
「そうですか…残念です」
螢は溜息を吐いた。
「仕方ない。今日でキミ達は永い夢から覚めてもらう。悪く思うな」
ぐんっ!
恋次の胸ぐらを掴めば、体格の良い身体は簡単にふわっと浮いた。
「!?」
そして身体を反転させ、恋次を背負い投げる。
ダァァン!!
「かはっ!!」
抵抗する暇もなく、背中を床に勢い良く叩きつけられた恋次は苦痛の表情を見せる。
その圧倒的な力に鍛錬場がシン…と静まり返った。驚きを隠せない隊士達は言葉を失い、目を丸くさせて螢を見ていた。
「勝負あり!!勝者、神崎螢!!よってこの勝負、零番隊の全勝とする!!」
鍛錬場に騒めきが起こる。
「阿散井副隊長が瞬殺!?」
「嘘だろ!?」
「自分よりタッパのある奴を軽々と投げ飛ばしやがった…」
「化け物かよあいつ!!」
「一度も刀を抜かずに勝ちやがった…!」
螢は恋次を見下ろす。
「真実を知ってもなお…果たしてあなたは彼女の味方でいられますかね?」
「…………」
くすりと笑う螢は仲間の元へと帰って行く。恋次は天井を見つめながら、じっと何かを考えている様子だった。
「おかえりー!」
「やっと終わったっスね」
「まだ始まったばかりだ。
本当の戦いは…これからさ」
「そういえば彼と何を話してたの?」
「夢から覚める手伝いをしただけ」
「なるほど」
「今度こそ逃すなよ」
「もちろん。逃す気はない」
言って螢は不敵に笑う。
「さて…始めるか」
「あの女の本性を暴こ〜!」
「そして地獄の底に突き落としてやるわ」
「ついでに悪夢も終わらせるっス」
「最後の仕上げだ」
あの女の
全てを終わらせる────。
next…