太陽の木漏れ日
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コソコソと隠れるように指定の場所まで移動した男達は緩み切った顔を抑えられずにいた。
「オイ…ここで合ってるのか?」
「あぁ、場所は間違いねえよ」
「しっかし…どんな女なんだろうな」
「文字からして色っぽそうな感じはする」
「オレ達まで誘うって、どんだけ性欲強い女なんだよ(笑)」
「抜け駆けはナシな」
「みんなで平等にヤろうぜ」
「やべぇよ…想像しただけで堪んねえ〜!」
「汗臭くねえかな?」
男は自分の身体の臭いを嗅ぐ。
「綺麗な女だったら最高だな」
「胸のデカさも重要だろ〜」
「オレなんか毎日エロ本で抜いてんだぜ」
「やっと本物の女を抱けるなw」
ケラケラと下品な会話で盛り上がる男達は、古びた倉庫を見てゴクリと喉を鳴らす。
「な、早く行こうぜ!」
「オレもう待てねぇよ!」
「そう慌てんなって…」
期待を膨らませて倉庫の扉を開ける。ギィィ…と重々しい音を立てて開かれた扉の先は…何も見えず真っ暗だった。
「何も見えねーぞ」
「まだ来てないのか?」
「とりあえず明かり付けようぜ」
男達が恐る恐る中へと足を踏み入れ、明かりを付ける為の電源を探そうとした。
ガシャンッ
「「「!!」」」
静寂の中、鍵を閉める音が聞こえた。
「は!?鍵閉まった!?」
「とりあえず明かり付けろ!」
「つってもよー…この暗がりの中、どうやって歩き回れば…」
「ぐあっ!!」
「「「!?」」」
ドサッと何かが倒れる気配がした。
「お、おい!?どうした!?」
「な、何が起こってる!?」
「が……ッ!?」
また一人、痛みで声を上げ、倒れる。
「な、何なんだよ…!?」
「ぎゃあ!!」
「っ!?おい大丈──……」
バキッ!
「ぐあぁ…っ!!」
鋭い痛みが身体を突き抜けた。ドサッと地面に倒れこんだ男は何が起きたのか分からず、ただ恐怖した。
「……………」
そこに黒い影が浮かぶ。目が慣れてきた男は苦痛で顔をしかめたまま“それ”を見るも意識が薄れ始める。
そして黒い影は男達を…痛めつけた───。
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