独りぼっちの少女
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「潔し…!!腹が立つねェ〜」
「ティアナ、お前さんも行け」
「うん!!」
扇子を持ったまま、走り出す。
「その娘を逃がすんじゃないよォ〜!!」
「絶対に捕まるもんか!逃げ延びてやる!」
「ティアナ!!こっちだ!!」
ルフィに呼ばれ、そっちに走る。
「逃がすかよ!!」
その後ろを戦桃丸が追う。
「やべェなあっち…!!!」
「黄猿は強敵だよ!!この場を上手く逃げ延びて全員生きていれば奇跡!!今は死に物狂いで走れ!!」
「お前あいつら知ってんのか!?」
「ううん…知らない」
「仲間に気を遣う余裕なんてねェ筈だぜ!!」
「!!」
「鉞の出番もねェ…“
「!!?」
強烈な張り手をくらい、ルフィは吹っ飛ぶ。
「っ……!!」
「何であの女と同じ姿してんだ」
「人違いだって何度言えばわかるの!?」
「まぁてめェが『本物』か『偽物』かなんてどうでもいい!!」
「!!」
「“
「“私を守れ”!!」
そう叫ぶと魔法が発動した。戦桃丸の張り手から守るように二人の間に防御癖が展開される。
「!?」
突き出した張り手は透明な壁に当たり、バリン!!と強烈な音を立てたが、壁に少しビビが入っただけでティアナは無傷だった。
「チッ…妙な業使いやがって」
「(この状況はマズい…!!)」
ザッ
「!!」
背後から足音が聞こえ、振り返る。
「ゲッ!?もう復活したの!?」
「旅行するならどこへ行きたい…?」
「は?」
瞬間、“くま”の手が振り下ろされたかと思えば、そこからティアナの姿が消えた。
「え!?ティアナが…消えた!?」
ルフィは驚いて目を見開く。
「お前!!ティアナをどこにやったんだ…!?」
ルフィの言葉を無視して、“くま”は次にゾロの前に立つ。
「!!」
手を振り下ろし、ゾロを消す。そして次々と麦わらの一味を消し、最後に…。
「さらばだ」
ルフィまでもが消されてしまったのだった。
next…
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