独りぼっちの少女
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「空振り…そう思ったでしょ?」
ニヤリと笑い、魔力を発動させる。
「“
バアアアン!!!
突如、凄まじい強風を受けた“くま”は、軽々と吹き飛び、後ろにある樹木に勢いよく叩きつけられた。
「大将に見つかるとヤバいんだよ。キミは私を捕まえようとする悪い奴なんだから当然の報いでしょ」
動かなくなった“くま”に背を向け歩き出す。
ピクッ
遠くの方で音が鳴った───。
「(何の音?)」
不思議に思い、振り返る。
「はぁ!?な、何で“くま”が二人いるの!?」
咄嗟に樹木に目を遣る。
「彼処で気絶してるの本物だよね?え…じゃあ、今私の前にいるキミは…誰?」
困惑の色を浮かべるティアナは、再び戦闘態勢を取る。
「(どうなってんの?何で“デカブツ”が二人…。これも奴の能力?)」
もう一人の“くま”がティアナに向けて掌を突き出す。
キュィーン…
「!」
すると掌に光が集まり…
ズドォン!!!
衝撃波が放たれた。
「っ!?」
ギリギリで横に飛んで回避したティアナは扇子を握り締め、先程よりも強力な魔法を仕掛ける。
「“
一直線に伸びた空撃波が“くま”に直撃し、遠くの方へと吹き飛ばす。
「ハァハァ…ッ」
また襲って来る可能性も考え、ティアナは急いでその場を走り去った。
◇◆◇
その頃、無事にケイミーを救出したルフィ達は、森の中で王下七武海の一人、戦桃丸と対峙していた。
「わいは海賊に何の因縁もねェけどな」
「“ゴムゴムの”〜〜!!“
「!」
無数に見える腕が戦桃丸に伸びる。
「ほいさ!!」
ドンッ!!!
「!!?」
両手を突っ張ってルフィを弾き飛ばす。
「えェ!?何した今!?」
「なかなかいい攻撃だが…!!わいのガードは世界一!!!」
「!!」
「“
先程よりも強烈な張り手にルフィは勢い良く吹っ飛ばされる。
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