独りぼっちの少女
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「!?」
名前を知っていることに驚くルフィ。
「そして…約束の時間には間に合ったようだ」
レイリーの視線は少女に向けられる。
「──ティアナ。」
「こんな所で待ち合わせなんてしてないよ。何で捕まってんのさ、レイリー」
ティアナと呼ばれた少女は溜息を吐き、レイリーを見下ろす。
「誰…!?」
「全身黒づくめ!?」
「ん。お土産買ってきた」
「おお、それは有難い。後で頂くとしよう。ところで…いつまで見物客でいるつもりだ?この娘さんの首輪、外してあげなさい」
「……………」
階段を降りてケイミーに近付いたティアナは首輪に触れる。
「おいおい小娘無茶すんな!!爆発しちまうよ!!」
「私も見ましたよマズイですってホントその首輪は!!!」
「ちょっとジッとしててねー」
「…………!!」
ピピピ
無理やり外そうとして音が鳴る。
「やべェって鍵がなきゃ外せねェって!!!」
「大丈夫」
「何が大丈夫だよ!?音鳴ってるよどうするんだよ!!」
「こんなの簡単に外せる」
「その自信はどこから!?」
「だって私は───……」
ピピピッ!!
「もうダメだ間に合わねェよ〜ケイビ〜!!!」
ピピピッ!!…ピピッ…ピッ…
「え、」
パキンッ
「魔法使いだから」
音が鳴り止んだかと思えば、ケイミーに付けられた首輪が粉々に砕け散った。
「……!!砕けた!!いや…外れた!!」
「さすが私♪」
自分で自分を褒めるティアナは満足気に笑み、彼女の魔法を間近で見たルフィは驚き、興味津々に目を輝かせる。
「お前すげェな!!」
「まあね!」
「何だ今の!?」
「魔法だよ〜」
「魔法〜!!?」
「それよりキミこそ凄いね!」
「ん?」
「あの天竜人を殴ったんだから!」
「ムカついたからな!」
「ふは、そうか」
ティアナは可笑しそうに笑う。
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