独りぼっちの少女
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ある者は腕の数を気味悪がり、またある者は化け物と呼び、彼を拒絶する。
ドン!!
ドォン!!!
その時、二発の銃声音が鳴り響いた。
ハチが天竜人に至近距離から撃たれたのだ。
「むふふふむふーんむふーん♪当たったえ〜っ!!!魚人を仕留めたえ〜!!」
血を流し倒れたハチをまるで商品のように扱う天竜人は大喜びである。
「ハチ!!!」
客達も汚らわしい魚人を始末された事に喜び、安堵の表情を浮かべた。
そんな時、ルフィが天竜人に近付き──……
ドゴォン!!!
「ヴオゲアア!!!!」
渾身の力で殴り飛ばした。
「は…はは…マジか…」
少女は顔を引き攣らせる。
「天竜人を殴りやがった…!!」
だが驚きつつも少女の顔は笑っていた。
「まぁ…私も人のこと言えないけどさ」
今の騒動で客達は逃げ出してしまった。
するとシャルリアがケイミーに銃口を向ける。
「しまったケイミーちゃんが!!!」
「さァ“魚”!!!死ぬアマス!!!」
「!?」
咄嗟に身構えるケイミー。
ガクンッ
「シャルリア宮っ!!!」
シャルリアが突然、気を失って倒れる。
「ホラ見ろ巨人君、会場はえらい騒ぎだ。オークションは終わりだ。金も盗んだし…さァギャンブル会場に戻るとするか…」
「(やっと見つけた。)」
少女は深い溜息を吐いた。
「レ…レイリー」
「え?コーティング屋か!?どっちが!?」
「おお!?ハチじゃないか!?そうだな!!?久しぶり───何しとるこんな所で!!その傷はどうした!!あ〜いやいや言わんでもいいぞ…ふむ…ふむふむ…」
「…………?」
「つまり───成程…まったくひどい目にあったなハチ…。お前達が助けてくれたのか」
「!」
「──さて…」
ゾクッ
「ウッ」
「!!?」
急にその場にいた者が次々と気絶して倒れる。
「え…え!?何で!?何した今!?」
「何だこのじいさん…!?」
「その“麦わら帽子”は…精悍な男によく似合う…!!」
「!」
「会いたかったぞ。モンキー・D・ルフィ」
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