独りぼっちの少女
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少女はニヤリと笑い、銃に触れた。
「“
シャボン玉のような黒い球体がポンッと現れ、銃に引っ付く。
「な、何だえこれは!?」
「私から天竜人様にプレゼント♪」
「プ、プレゼント…?」
「有難く受け取ってね☆」
ボムンッ!!
「ぎゃああああ〜!!!」
球体が爆発し、それに巻き込まれたカリュロスは爆風と共に吹き飛び、気絶した。
「カ、カリュロス様ー!!?」
仲間の一人が慌てて駆け寄ると、カリュロスは黒焦げになり、口からは泡を吹いている。
「ふん、ざまーみろ。にしても…やっちゃったなー。天竜人を傷付けたら海軍大将が来るんだっけ」
少女の顔に僅かな焦りが垣間見えた。
「怪我が無くてよかったね、お兄さん」
「天竜人を…」
男は驚いたまま、カリュロスを見ている。
「この人を助けて下さってありがとうございます。なんとお礼を言ったらいいのか…」
「お礼なんかいらないよ。そろそろ行かなきゃ。じゃあねお兄さん、どうかこれからもお幸せに」
手を挙げ、その場から立ち去る。途中で後ろを振り返ると、笑顔で抱き合う家族がいた。その仲睦まじい光景に少女も笑みを浮かべる。
そして1番GRに到着した。
「…人間オークション会場」
「アンタも人魚狙いか?」
「人魚?」
「今回の目玉商品だよ。さっき裏口から人魚を取っ捕まえた連中をこの目で見たのさ」
「へぇ…人魚ねぇ…」
「お、やってるやってる」
客の男は階段を降りて席に着いた。
「(ここにも天竜人…。それに…)」
席に着いている男達に目を向ける。
「(“
死の外科医───トラファルガー・ロー。
「(ハートの海賊団船長…そして“あの人”が話していた…)」
ドンッ
「っ、」
「あァ?気ィ付けろ」
「!」
少女はぶつかって来た人物を見るなり、サッと顔を伏せ、その場から離れる。
「(まさか奴も来てたなんて…。懸賞金3億1500万ベリー…)」
キッド海賊団船長
ユースタス・キッド
異名【キャプテン・キッド】。
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