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~第1幕 利口な生き方の提案を致します~

零:はい。そこまで。目撃者は出来るだけ少なくしたが、桜伽。派手にやり過ぎだ。
桜伽:どんな方法で目撃者を減らしたのか聞きたい気持ちもありますが、やめておきます。
男達:(何かもっと強そうなの来ちゃったよ…次は誰だよ…)
零:後お前。
男A:は、はい!
零:桜伽を殴っていいのは俺だけだから。
男A:はい!
男達:(どういう事なんだよ…)

桜伽:さて、零も来てくださった事ですし、いよいよ逃げられない貴方達の為にも、そろそろ本題に移らせて頂こうと思います。
男B:まだ本題入ってなかったのかよ!?
桜伽:恥ずかしながら、今までのやり取りは…余興です…♡
男C:はあ!?今までの俺達は何!?
零:コイツはこういうヤツなんだ。いちいち反応するな。
男達:は、はい…

桜伽:いいですかね…?では。決定的な証人、決定的な証拠。
零:(また言っている…)
桜伽:先程の事が公になれば、前科のある貴方達を捕まえたくても後一歩及ばない警察はどうするでしょうかねぇ?
桜伽:(前科持ちはハッタリでしたが、ビンゴでしたね…)
男A:そりゃそうだろうよ!でも、だからってこんな事しても何にもならねえぞ!
男B:そうだそうだ!この猟奇的俳優め!
男C:でも顔は良いんだよな~。

桜伽:さて、ここで未来予想の時間です。貴方達の足りない脳を働かせてみてください。そう、貴方達が裁判でもし負けたら?
男達:…!
桜伽:刑務所行きにならなくても、多額のお金を搾り取られるでしょうね。色々な理由を付けられて。
零:まあ、そうだろうな。今がどん底だとは思わない事だ。もっと下に行ける。いいじゃねえか。
桜伽:タバコを吸いながらその台詞だと、悪役感が凄いですよ。零。
男達:(本当だよ…というかそもそも誰なんだよ…)

桜伽:ここで、貴方達が取るべき最善の行動は何だかわかりますか?
男A:それは…!
桜伽:はい。時間切れです。
男B:情けって言葉を知らないのか!?
桜伽:可哀想な思考能力をお持ちの貴方達には、特別に、そして手っ取り早く、この桜伽先生が答えを教えてあげましょう。
男C:ちょくちょく貶してくる感じ…いい…

零:(早く終われ…)
桜伽:零もニコチン切れのようですしね。
男達:(さっき吸ったばかりだろ!)

桜伽:一度しか言いませんので、ご注意くださいね。
男達:(ごくり…)
桜伽:皆さん、アダルティックなビデオを買いましょう。
男達:…
零:…
桜伽:皆さん、Hなお店に行きましょう。
男A:聞こえてんだよ!
男B:同じような事2回言ったし!
男C:ごめんなさい!おじさん達、桜伽クンの言いたい事よくわからない!ここまで来たら理解したい!

男A:誰かに言わされてるのか!?
男B:どこかに隠しカメラとか…!
男C:やっぱりドッキリなんじゃ…
零が一度タバコを吸い、大きく吐く。
零:うるせえ。ゴチャゴチャ騒ぐな。灰皿で後頭部カチ割られたいなら別だが。
男達:(怖え!何だこの人は!何者なんだよ!)

桜伽:そんな目で見なくても大丈夫ですよ。零はそんな事しません。
男達:(何だ!捨て犬を拾う不良程度の感じか!理解した!)
桜伽:零が人間を殺す時には、小物は使わない。
男達:えっ…
男達:(ガチじゃん…)
桜伽:なので、今のは零なりの冗談ですね。ふふ。面白いです。
男達:(何1つ笑えないんだけど…殺そうとしている事は変わっていないし…)
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