~第1幕 青く鋭利な傲慢~
男は1人、ベッドの上。汗だくで魘されていた。
また、自己防衛の為だけに、反射的に…
――意味も無く人を殺めてしまった夢を見たのだ。
???:自身の正義を持たぬ剣では他者を護る事など出来やしない。
夢の中で、どこまでも赤い血しぶきを上げ、息を引き取った彼らに…
そう言われたような気がした。
エゴイズムでも何でもいい。
ソレが自分にとって本当の正義ならば…
誰に何と言われようと、ソレを信じるのみだ。
もうあのような事件は起こさない。
起きる筈がない。
そう自分に言い聞かせ、身体を起こし、男は…
――真っ青な正義を腰にぶら下げた。
夜斗:さて、おはよう。
また、自己防衛の為だけに、反射的に…
――意味も無く人を殺めてしまった夢を見たのだ。
???:自身の正義を持たぬ剣では他者を護る事など出来やしない。
夢の中で、どこまでも赤い血しぶきを上げ、息を引き取った彼らに…
そう言われたような気がした。
エゴイズムでも何でもいい。
ソレが自分にとって本当の正義ならば…
誰に何と言われようと、ソレを信じるのみだ。
もうあのような事件は起こさない。
起きる筈がない。
そう自分に言い聞かせ、身体を起こし、男は…
――真っ青な正義を腰にぶら下げた。
夜斗:さて、おはよう。
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