1章 新しい職場
あなたのお名前は?
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定「ほお・・・それで。完全にアザミの部隊は阿部から切り離されたと。」
朧「はい。1名たりとも直属の配下には入れておりません。怪我がまだ癒えず、まだ幕府に帰ってきていないものもおりますが、おそらく。」
豪華絢爛なここ一室は、定定公の自室である。
彼は命を絶ち損ねてしまったアザミの隊員達が解体の命を受け、どこへ配属されたかを確認していた。天照院奈落を使って。
朧「今回は杞憂に過ぎませんでしたな。」
定「・・・・・いや、気に入らん。朧、お前達人一人に目をつけておけ。すきにしていい。反逆の香りが少しでもする様であれば、その小さき芽、摘み取って構わない。」
朧「御意。 」
どうしてそこまで固執するのか朧にはわからなかった。だがこちらで嘘の情報をでっち上げ、処罰対象となった癖になお生きている事は定定公にとってやはり気に入らなかったのだろうか。といっても、施設爆破の際に死んだ者も多く、今移動になって働いている者はわずかであるが。
定定の事だ、反逆でなければ煮ても焼いてもいい位の感覚であろう。
(自国の手足を自ら絶つか・・・)
朧は隊員名簿を見、ふと目がとまる。
朧「この女、確か・・」
『阿部様!』ーーーアザミを幕府内で定定公が裁きを与えようとしていたあの時の事が蘇る。自分が阿部を畳に転がした時だ。
朧「これは一興。」
あの時の悲痛な女の目に、少し興味が湧いた。
〔舌舐めずり〕
朧「はい。1名たりとも直属の配下には入れておりません。怪我がまだ癒えず、まだ幕府に帰ってきていないものもおりますが、おそらく。」
豪華絢爛なここ一室は、定定公の自室である。
彼は命を絶ち損ねてしまったアザミの隊員達が解体の命を受け、どこへ配属されたかを確認していた。天照院奈落を使って。
朧「今回は杞憂に過ぎませんでしたな。」
定「・・・・・いや、気に入らん。朧、お前達人一人に目をつけておけ。すきにしていい。反逆の香りが少しでもする様であれば、その小さき芽、摘み取って構わない。」
朧「御意。 」
どうしてそこまで固執するのか朧にはわからなかった。だがこちらで嘘の情報をでっち上げ、処罰対象となった癖になお生きている事は定定公にとってやはり気に入らなかったのだろうか。といっても、施設爆破の際に死んだ者も多く、今移動になって働いている者はわずかであるが。
定定の事だ、反逆でなければ煮ても焼いてもいい位の感覚であろう。
(自国の手足を自ら絶つか・・・)
朧は隊員名簿を見、ふと目がとまる。
朧「この女、確か・・」
『阿部様!』ーーーアザミを幕府内で定定公が裁きを与えようとしていたあの時の事が蘇る。自分が阿部を畳に転がした時だ。
朧「これは一興。」
あの時の悲痛な女の目に、少し興味が湧いた。
〔舌舐めずり〕