書籍1
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ぐっと、布団を抑えられているような不快な感覚がして目が覚めた。
「うーん何時…?」
ふわーとあくびをしながらうつらうつらと目を開けたが、まだまだ夜中だったようで部屋は暗く何も見えない。
――ただ、誰かの呼吸が聞こえた気がした。
なんだろうと疑問を感じ、目をこすり開けると真っ青な顔をした人が視界に入った。
目にぽっかりと穴を開いたような不気味な姿に思わず「ヒッ」と声が漏れると同時に彼はずいと迫り、ギシリと布団に乗る。
そして私の口元に手を当て、もう片方の手で「しーっ」と言った。
涙ぐみながら手を見ると、ナイフがあった。
抑えられている口をパクパクとさせながら彼の真っ青な顔を見るしかできない。
その様子に満足をしたのか、彼はかけていた布団をめくった。
そして服をめくり、お腹を優しく撫でまわした。
―――ヤラレル?
一瞬頭の中が真白になり、体が硬直する。
硬直に反応したのか、ピクッと見上げ、にんまりとこっちを見たような気がした。
そして青い顔…いや青い仮面をあげ、お腹をペロリと舐めた。
これから起こる出来事を、涙ぐみながら見つめるしかできなかった。
___________
2020.02.14
リハビリ超短編。
「うーん何時…?」
ふわーとあくびをしながらうつらうつらと目を開けたが、まだまだ夜中だったようで部屋は暗く何も見えない。
――ただ、誰かの呼吸が聞こえた気がした。
なんだろうと疑問を感じ、目をこすり開けると真っ青な顔をした人が視界に入った。
目にぽっかりと穴を開いたような不気味な姿に思わず「ヒッ」と声が漏れると同時に彼はずいと迫り、ギシリと布団に乗る。
そして私の口元に手を当て、もう片方の手で「しーっ」と言った。
涙ぐみながら手を見ると、ナイフがあった。
抑えられている口をパクパクとさせながら彼の真っ青な顔を見るしかできない。
その様子に満足をしたのか、彼はかけていた布団をめくった。
そして服をめくり、お腹を優しく撫でまわした。
―――ヤラレル?
一瞬頭の中が真白になり、体が硬直する。
硬直に反応したのか、ピクッと見上げ、にんまりとこっちを見たような気がした。
そして青い顔…いや青い仮面をあげ、お腹をペロリと舐めた。
これから起こる出来事を、涙ぐみながら見つめるしかできなかった。
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2020.02.14
リハビリ超短編。