書籍1
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ハロウィンの夜のことだった。
七子は自分がなぜ学校にいるのか、全く理解ができなかった。
ーーついさっきまで友達と楽しくお菓子を食べていたのに。
周囲を確認しようと辺りを見渡す。学校は閑散としているどころか、廊下のところどころが血で汚れていた。
「ここはどこ…」
ぼんやりとつぶやいた声は静かな空間に飲み込まれた。
あまりの静かさに、ただ突っ立っていては気が狂いそうになる、と思った七子は恐々と探索をしていこうと廊下へ歩み始めた。
ヒャァーーーーーー
図書館に入ったと同時に突然聞こえた叫び声にびくり、と体を震わせる。ジャラジャラと鎖が引きずる音がした。
(何!?誰がいるの!??!)
思わず本棚の影に隠れる。ごくりと息を飲み、鎖の音がする方向を見ようと、見ようとした一瞬、下に罠のようなものが仕掛けられていたのが見えた。
焦り、図書館の中の足元をよく見ようと目を凝らすと、この部屋の床そこらじゅうに罠が仕掛けられていた。
突然の声に驚き、急いで入ったもののここはまずい、と部屋を出ようとゆっくりと罠を踏まないように図書館から脱出した。
図書館から出た瞬間、出口に仕掛けられた罠に一瞬注意をひかれてしまった。
ヒャッアアーーーーとあの叫び声と共にジャラと鎖が思いっきりこちらに向かってくる。
(避けられない!!!)
そう思って身を構えた瞬間、器用にも首に鎖が巻きつけられた。
「ガッ、あが、がッッ」
首を絞められ呼吸ができない。なんとかもがいて鉄パイプを掴むも、鎖が男の元に引き寄せられ、男に首を絞められる。
「アッ、ヒッ……カフ……や、ゃめ…」
呼吸が思うようにできず苦しい中、やけくそで鉄パイプを無我夢中で振り回す。
ーー死にたくない!!
鉄パイプが鎖の男の頭に当たったのか、ひどく鈍い音がすると同時に鎖が緩んだ。
逃げなくちゃ…!!と鉄パイプを握り、その場から走り逃げ出した。
無我夢中で逃げたからか、あの鎖の男の気配が全くしなくなった。
(逃げ…られたの?)
ひとまず逃げ切れた安堵に胸をなでおろす。緊張の糸が切れたのか、身体がよろけ壁にもたれた。
ふぅ…とりあえず今は…ここから逃げなくちゃ…
気持ちを落ち着け、状況を整理…しようにもこの学校から抜け出す方法はわからない。ただあの男には殺されるのだけは避けたかった。
「はぁ…もう嫌になっちゃう」
一呼吸をし、立ち上がる。
ーーそういえば…高校ならパソコンあるかな…?繋がるかは…まあ確かめればいいか…。
図書館は…さっき罠だらけだったし、職員室とかかなあ?
あったような記憶はあんまりないけど…コンピューター室の場所がわからない今、ありそうな場所はそこかなあと向かうことにした。
その後ろを、鎖の男が見ていた。
うーん職員室はどこだろう。
ちょうど曲がり角に差し掛かるところ、なかなか見つからない職員室に焦りを感じていた。
ーーガガガガガッ
「!??!!」
思わず後ろを振り返る。と来た道全部に罠が仕掛けられていた。
え、なんで!?さっきまで何もなかったのに!??!
慌てていると、今度は行こうとしていた方向全てに罠が仕掛けられていた。
「や、やばいっ!!」
そう思った時にはすでに遅かった。
また首に鎖がかけられ、一気にぐっと引っ張られる。グゥッと声が出るものの、男は楽しそうに引き寄せ、持っていた鉄パイプを持っていた何かで弾き落とした。
今の私は無防備状態…絶望でしかなかった。
無防備の私を組み敷き、絶望に怯えた目を見て、楽しそうにあの甲高い笑い声で叫びながら、持っていた刃物で私の頬を軽く切る。
「い、ッたぃ……」
真っ赤な色をした血を男はにんまりと長い舌を使って舐める。
血を吸われる感覚なんかになれているわけもなく、目を見開いて見つめることしかできなかった。
満足をしたのか、一呼吸を入れてまた新たに傷を作ろうとしたのかはさておき、男は顔をあげた。薄汚い白い口元の髭はおそらく私の血であろう赤い液体で汚れていた。
だいぶ血を吸われたからか、視界がぼんやりとしている。捕まった時点で逃げられないとはわかってはいたが…わかってはいたが、痛い思いは嫌だった。
ヒィヤァァアアア!!!!
ぼんやりとした視界には、男が持っていた刃物を振り上げ喉元へと突き刺す、その瞬間が写っていたのだった。
ーーーーーーーーー
思いのままに書きました。反省はしているが後悔はしていない。
本当は1人だけ連れて行かれることはないのですが…夢なので、まあ多少は…許して…叩かないで……(ハムスターの顔)
鎖男さんの声と、耐久が紙っぺらなためやられたら一気にみんなのリンチされるという悲しさが大好きです。(かわいそうに←
2019.07.12
同日修正 鎖男さんの口元は包帯ではなくて髭でした。そして鋏ではなくナイフ?ですかね…。大変失礼致しましたorz
七子は自分がなぜ学校にいるのか、全く理解ができなかった。
ーーついさっきまで友達と楽しくお菓子を食べていたのに。
周囲を確認しようと辺りを見渡す。学校は閑散としているどころか、廊下のところどころが血で汚れていた。
「ここはどこ…」
ぼんやりとつぶやいた声は静かな空間に飲み込まれた。
あまりの静かさに、ただ突っ立っていては気が狂いそうになる、と思った七子は恐々と探索をしていこうと廊下へ歩み始めた。
ヒャァーーーーーー
図書館に入ったと同時に突然聞こえた叫び声にびくり、と体を震わせる。ジャラジャラと鎖が引きずる音がした。
(何!?誰がいるの!??!)
思わず本棚の影に隠れる。ごくりと息を飲み、鎖の音がする方向を見ようと、見ようとした一瞬、下に罠のようなものが仕掛けられていたのが見えた。
焦り、図書館の中の足元をよく見ようと目を凝らすと、この部屋の床そこらじゅうに罠が仕掛けられていた。
突然の声に驚き、急いで入ったもののここはまずい、と部屋を出ようとゆっくりと罠を踏まないように図書館から脱出した。
図書館から出た瞬間、出口に仕掛けられた罠に一瞬注意をひかれてしまった。
ヒャッアアーーーーとあの叫び声と共にジャラと鎖が思いっきりこちらに向かってくる。
(避けられない!!!)
そう思って身を構えた瞬間、器用にも首に鎖が巻きつけられた。
「ガッ、あが、がッッ」
首を絞められ呼吸ができない。なんとかもがいて鉄パイプを掴むも、鎖が男の元に引き寄せられ、男に首を絞められる。
「アッ、ヒッ……カフ……や、ゃめ…」
呼吸が思うようにできず苦しい中、やけくそで鉄パイプを無我夢中で振り回す。
ーー死にたくない!!
鉄パイプが鎖の男の頭に当たったのか、ひどく鈍い音がすると同時に鎖が緩んだ。
逃げなくちゃ…!!と鉄パイプを握り、その場から走り逃げ出した。
無我夢中で逃げたからか、あの鎖の男の気配が全くしなくなった。
(逃げ…られたの?)
ひとまず逃げ切れた安堵に胸をなでおろす。緊張の糸が切れたのか、身体がよろけ壁にもたれた。
ふぅ…とりあえず今は…ここから逃げなくちゃ…
気持ちを落ち着け、状況を整理…しようにもこの学校から抜け出す方法はわからない。ただあの男には殺されるのだけは避けたかった。
「はぁ…もう嫌になっちゃう」
一呼吸をし、立ち上がる。
ーーそういえば…高校ならパソコンあるかな…?繋がるかは…まあ確かめればいいか…。
図書館は…さっき罠だらけだったし、職員室とかかなあ?
あったような記憶はあんまりないけど…コンピューター室の場所がわからない今、ありそうな場所はそこかなあと向かうことにした。
その後ろを、鎖の男が見ていた。
うーん職員室はどこだろう。
ちょうど曲がり角に差し掛かるところ、なかなか見つからない職員室に焦りを感じていた。
ーーガガガガガッ
「!??!!」
思わず後ろを振り返る。と来た道全部に罠が仕掛けられていた。
え、なんで!?さっきまで何もなかったのに!??!
慌てていると、今度は行こうとしていた方向全てに罠が仕掛けられていた。
「や、やばいっ!!」
そう思った時にはすでに遅かった。
また首に鎖がかけられ、一気にぐっと引っ張られる。グゥッと声が出るものの、男は楽しそうに引き寄せ、持っていた鉄パイプを持っていた何かで弾き落とした。
今の私は無防備状態…絶望でしかなかった。
無防備の私を組み敷き、絶望に怯えた目を見て、楽しそうにあの甲高い笑い声で叫びながら、持っていた刃物で私の頬を軽く切る。
「い、ッたぃ……」
真っ赤な色をした血を男はにんまりと長い舌を使って舐める。
血を吸われる感覚なんかになれているわけもなく、目を見開いて見つめることしかできなかった。
満足をしたのか、一呼吸を入れてまた新たに傷を作ろうとしたのかはさておき、男は顔をあげた。薄汚い白い口元の髭はおそらく私の血であろう赤い液体で汚れていた。
だいぶ血を吸われたからか、視界がぼんやりとしている。捕まった時点で逃げられないとはわかってはいたが…わかってはいたが、痛い思いは嫌だった。
ヒィヤァァアアア!!!!
ぼんやりとした視界には、男が持っていた刃物を振り上げ喉元へと突き刺す、その瞬間が写っていたのだった。
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思いのままに書きました。反省はしているが後悔はしていない。
本当は1人だけ連れて行かれることはないのですが…夢なので、まあ多少は…許して…叩かないで……(ハムスターの顔)
鎖男さんの声と、耐久が紙っぺらなためやられたら一気にみんなのリンチされるという悲しさが大好きです。(かわいそうに←
2019.07.12
同日修正 鎖男さんの口元は包帯ではなくて髭でした。そして鋏ではなくナイフ?ですかね…。大変失礼致しましたorz